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日本人クルーザー級ファイター2人がKO負け。Krush王者の谷川聖哉は「1Rのダウンから覚えていない。またゼロからやり直す」【K-1】

2025.09.08 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の第4試合でKrushクルーザー級王者の谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が王座戴冠後の初戦に臨み、レダ・ゼイディ(モロッコ/ARJ Trainingen)と対戦した。試合は谷川が1Rと3Rにダウンを奪われ、KO負けを喫した。

 谷川は今年5月に行われた「Krush.176」で行われた王座決定戦で山口翔大(GENESIS/TEAM3K)を延長の末、判定で破り王座を獲得。

 ゼイディは今回がK-1グループ初参戦のオランダのキックボクシング団体「Enfusion」を主戦場にしているファイター。

 1R、ともにオーソドックスの構え。ゼイディの左ジャブに谷川は右カーフ。ゼイディが左右のフックを連打。谷川は右カーフ、左ミドル。ゼイディも右カーフを返す。谷川はパンチから右カーフ。谷川は右カーフ、右ハイ。ゼイディは飛びヒザ。谷川はガード。谷川はワンツー、右カーフ。しかし劣勢だったゼイディが右バックハンドブローからの右ストレートでダウンを奪う。

HERO’Sルールで対戦のカリミアンが顔面かきむしりでアイポークの反則。やられたトループは反則のヒジ打ちで試合結果は前代未聞の「保留」に【K-1】

2025.09.08 Vol. Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で18年ぶりに「HERO’S」が復活し、同ルールで2試合が行われた。

 HERO’SはK-1が母体となって2005年から2007年まで開催されていたMMA大会で山本“KID”徳郁、秋山成勲、宮田和幸、桜庭和志らが参戦。当時、ZSTを主戦場に戦っていた所英男が「HERO’Sミドル級(-70kg)世界最強王者決定トーナメント」に抜擢され、優勝候補のアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラに延長でTKO勝ちする大番狂わせを起こして一躍スターダムに駆け上がった。

 今大会では第6試合でヘビー級のシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)vs ブレイク・トループ(アメリカ/EYR Division Blackhouse MMA)、第7試合で-60kg契約で橋本雷汰(日本/ALONZA ABLAZE)vs 長野将大(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)の試合が組まれた。

 カリミアンとトループは前日計量で計量前から挑発合戦を繰り広げたうえにつかみ合うなど小競り合いを展開。その後の会見では言い合いから大乱闘に発展し、図らずも大遺恨マッチとなった。

松谷綺が延長にもつれ込む接戦も末松晄を振り切り初防衛に成功。「これ以上、名前を出してくるなよ」とばっさり【K-1】

2025.09.08 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われた「K-1 WORLD GP 女子アトム級タイトルマッチ」で王者・松谷綺(ALONZA ABLAZE)が末松晄(K.I.K team BLADE)を相手に初防衛戦に臨んだ。試合は延長の末、松谷が2-1の判定で勝利を収め初防衛に成功した。

 松谷は前王者・菅原美優の王座返上に伴う王座決定トーナメントを制し、今年2月に戴冠。今回はそれ以来の試合だった。2人はトーナメントの決勝で対戦し、松谷が2-0の判定で勝利を収めた。その後、末松は5月のKrush大阪大会で紗依茄にKOで、7月のK-1福岡大会では大西日和に判定で勝利を収め2連勝し、今回の王座挑戦を実現させた。

 1R、互いにオーソドックスの構え。松谷のロー前蹴りにワンツーの末松。末松は圧をかけてワンツー。松谷は前蹴り。その打ち終わりに末松がワンツー。松谷は左ロー、右前蹴り。末松は右ロー。松谷は左三日月蹴り、右カーフ。末松も前蹴り。松谷は右カーフ、右ミドル。パンチで前に出る末松に松谷は前蹴りを顔面に。そして左ミドル。末松は圧をかけるが、松谷は左アッパー、右ストレート。松谷は右ミドル、右ストレート。末松はワンツー。

金子晃大が前回敗れた池田幸司にリベンジ果たして防衛成功。試合後は「今日負けたら終わりだった。みんなに救われた」と心境を吐露【K-1】

2025.09.08 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われた「K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ」で王者・金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)が池田幸司(ReBORN経堂)を挑戦者に迎え、4度目の防衛戦に臨んだ。試合は池田が1Rにパンチで金子の右まぶたをカットさせ大流血させるが、金子が2Rに2つのダウンを奪い、逆転の判定勝ちを収めた。

 金子は昨年7月から9月にかけて行われた「K-1-55kg世界最強決定トーナメント」でカン・メンホン、璃明武、大久保琉唯を破り優勝。その後、12月にアスランベック・ジクレーブ、今年2月にはマノリス・カリスティスを下し、2022年9月からの連勝を「11」に伸ばした。5月には池田と対戦するもダウンを喫したうえでの判定負けを喫した。

木村ミノルが3年9カ月ぶりのK-1復帰戦で75秒KO勝ちも「他の選手のレベルが高い。優勝するにはもうちょっとレベルアップしないといけない」【K-1】

2025.09.08 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で「K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント」が開幕し、1回戦8試合が行われた。

 1回戦第5試合では木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle-Box)がメイソン・ストロッドマン(アメリカ/WARMAN MUAY THAI)と対戦し、1RでKO勝ちを収めた。

 木村はこの階級の元K-1王者。2022年11月に契約終了でK-1を離脱。その後、プロボクシングへの転身を図るが諸々の事情で断念すると、2022年12月の「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」で戦線に復帰。その後、KNOCK OUTを経てRIZINにも参戦するが、その初戦であったロクク・ダリ戦での検査でドーピングが発覚。半年の出場停止となった。RIZINで復帰後、巌流島を経て昨年10月に「FIGHT CLUB.2」でYA-MANとのオープンフィンガーグローブマッチ(OFGM)での対戦が決まるが、大会2日前に大麻取締法違反容疑(所持)で逮捕され、試合は中止となった。K-1での試合自体は2021年12月のK-1大阪大会での和島大海戦以来、3年9カ月ぶりとなる。

“事実上の決勝”でオウヤン・フェンがカスペル・ムシンスキに2-0の際どい判定勝ち。ムシンスキは「こんな判定がこんな大きな舞台で起きるとは…」【K-1】

2025.09.08 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で「K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント」が開幕し、1回戦8試合が行われた。

 メインイベントでは現K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者のオウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)がカスペル・ムシンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)と対戦した。事実上の決勝戦といわれた試合は接戦の末、フェンが2-0の際どい判定勝ちを収めた。
 
 フェンは2023年12月のK-1初参戦でいきなり、当時王者だった和島大海に挑戦し、KO勝ちを収め王座を奪取。昨年1月には中国の武林風でダビッド・キリアから3RTKO勝ち。3月のK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦では、パスカル・シュロスを判定で下すも決勝ラウンドはケガで欠場となった。10月は「WLF MAX-70kg級王座決定トーナメント」の予選でヨハネス・バース、アレクセイ・ウリアノフに勝利。今年1月の決勝ラウンドでは、ルオ・チャオ、 ハン・ウェンバオを破り頂点に立った。

昨年覇者のコプリヴレンスキーがタプを破り11月の決勝ラウンドに進出。フェルドンクは今年も1回戦でKO勝ち【K-1】

2025.09.08 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で「K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント」が開幕し、1回戦8試合が行われた。

 昨年の「K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント」王者のストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike’s Gym)が1回戦第7試合でデニス・タプ(モルドバ/MSGYM FIGHT CLUB)を3-0の判定で破り、11月に行われる決勝ラウンドに進出した。

 1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかけるコプリヴレンスキーにタプは前蹴り。タプは左ボディー、左フック。コプリヴレンスキーは詰めて右ハイ。タプはスイッチを繰り返し機をうかがう。コプリヴレンスキーは蹴りが冴える。そして飛びヒザも。タプはワンツー。コプリヴレンスキーは右ハイ。コプリヴレンスキーは前蹴り。コプリヴレンスキーはワンツーから左インロー。タプのパンチはしっかりガードのコプリヴレンスキー。コプリヴレンスキーは左ハイ、右ミドル。タプが圧をかけ返すがコプリヴレンスキーは前蹴り。タプも前蹴り、左ミドル。コプリヴレンスキーは前蹴り、右ハイ。タプの強烈なパンチはコプリヴレンスキーがかわす。コプリヴレンスキーはバックブロー。

須藤元気新プロデューサー「僕は各団体、仲間だと思っている。業界全体で盛り上げていくことは大切」【K-1】

2025.09.03 Vol.Web Original

 K-1の新プロデューサーに就任した元格闘家で元参議院議員の須藤元気氏が今後目指すK-1の在り方として初期のK-1を挙げた。

 K-1は9月3日、都内で緊急記者会見を開き、宮田充プロデューサーの退任と須藤氏が新たにプロデューサーに就任することを発表した。

 須藤氏は会見で昨今話題になっているK-1の選手契約について「契約はワンマッチでいいんじゃないかなと思っている。基本的にはワンマッチ契約でもいいですし“出たい奴、出てこいや”みたいな形を作りたい」と改革案を示したうえで、団体の壁を越えた日本人によるトーナメントの開催を目標に掲げた。

 かつてのK-1の選手契約については「ドメスティックでしっかり固める、競技化としてやっていくためにしっかりと囲わなきゃいけないフェーズがあったと思う。その方針は決して間違えているとは思わない。その内向きだったK-1というものがそろそろ次のフェーズに行かなきゃいけないというところがあるから僕にも声がかかったと思う。忖度していたら本当にダメ。選手だって恋愛と一緒で束縛してもうまくいかない。束縛しちゃダメですよ。相手が“出たいです”というような魅力あるリングにすればK-1だけじゃなく日本格闘技界全体が底上げできる。K-1というブランドがあるので、K-1だったらそれができると思う。無形資産があるので、そのK-1という名前を使って各団体が盛り上がって、みんなが喜んでもらえればいいなって。ちょっと綺麗ごとに聞こえるかもしれないですけど、ファンの人たちにも喜んでもらえるような、選手たちも自由に出られる。出られるけど、ちゃんといい試合しないと出られないというような形を作ればK-1自体、絶対盛り上がると思います」などと語った。

須藤元気新K-1プロデューサーが「今あるK-1をぶち壊し、新しい風を吹き込む」と数々の改革案を提案【K-1】

2025.09.03 Vol.Web Original

 K-1が9月3日、都内で緊急記者会見を開き、元格闘家で元参議院議員の須藤元気氏が新たにプロデューサーに就任することを発表した。これまでプロデューサーを務めていた宮田充氏は兼任していたKrushプロデューサーをそのまま続け、須藤氏をサポートしていくことも合わせて発表された。

 須藤氏は会見で「今あるK-1をぶち壊し、新しい風を吹き込む。今のK-1に必要なのはワクワク感や高揚感。そして格闘技に対する幻想だと思っている」と宣言すると数々の改革案を提案した。

 須藤氏は昨年、K-1 MAXのアンバサダーとして会場で試合を観戦したのだが「楽しかったが見終わった後にちょっと疲れた。なぜかと思ったら試合数が多い。僕の現役時代は10~12試合くらい。映画を見終わった後に食事とか一杯飲みながら感想を話したりするように、格闘技やK-1も試合後に“あの選手、強かったよね”といった会話を一つのパッケージとして作りたい。試合で終わらせるのではなく終わった後にその余韻に浸ってもらう。
そのためには試合数を少なくして、より選手に対してもフォーカスできるような仕組みにしたい」と1大会の試合数を10試合程度にすることを掲げた。

 そうなると出場枠が大きく減るのだが「Krushだったりアマチュアがあったりとヒエラルキーの構造がある中で、K-1というトップの興行は厳選した選手が出られる大会にしていきたい。それによってステータスとK-1というブランディングが形作られるのではないかと思っている」とK-1の再ブランディング化を模索する。

宮田充氏がK-1プロデューサーを退任。Krushプロデューサーとして新プロデューサーの須藤元気氏をサポートへ【K-1】

2025.09.03 Vol.Web Original

 K-1が9月3日、都内で緊急記者会見を開き、宮田充プロデューサーの退任と元格闘家で元参議院議員の須藤元気氏が新たにプロデューサーに就任することを発表した。

 宮田氏は2014年からスタートした新生K-1で2016年9月から2018年12月まで2代目のプロデューサーを務めた。その後、2020年6月にK-1グループを離れ、2020年9月にKNOCK OUTとREBELSのプロデューサーに就任。2023年8月にはK-1グループに復帰し、Krushプロデューサーを務め、2024年12月14日にカルロス菊田プロデューサーの退任に伴い、Krushプロデューサーとの兼務で2度目のK-1プロデューサーに就任していた。

 宮田氏は会見で「K-1実行委員会のメンバーであることには変わりはないので新しいプロデューサーを支える立場で関わっていくことになると思う。Krushのほうはしっかりやらせてもらおうと思っている」と語るように完全にK-1グループから離れるのではなく、Krushプロデューサーは継続して務める。そして「これから新しいプロデューサーが発表されるが、K-1はまたいい方向に変わっていくと思う。ファンの皆さんには楽しみにしてもらえればと思う。僕は今までと変わらず、K-1が良くなっていくようにやっていく」などと続けた。

 宮田氏は宮田体制の打倒を掲げたK-1反乱軍「RibelLion」のレオナ・ペタスとの抗争が続いていたのだが「レオナ・ペタス選手は“やっと俺が引きずり下ろした”“あいつを引きずり下ろすのがテーマだった”というのであれば“ざまあ見ろ”と言うかもしれない。彼が喜ぶのであれば、喜んでもらえればと思います。K-1のメンバーであることには変わりはないので抗争は続いていくのかなと思いますが、奴の出方次第です」と語った。

上遠野寧吾が東虎之介との激闘制しフライ級王座決定トーナメント準決勝進出。対戦相手の海凪は昨年8月のリベンジ誓う【Krush】

2025.08.24 Vol.Web Original

「Krush.179」(8月23日、東京・後楽園ホール)で「第5代Krushフライ級王座決定トーナメント」が開幕した。今回のトーナメントは前王者・大夢の王座返上に伴うもので、この日は1回戦4試合が行われた。

 1回戦第4試合では上遠野寧吾(POWER OF DREAM)と東虎之介(ALONZA ABLAZE)が対戦した。

 上遠野はプロ戦績4戦4勝(3KO)でK-1グループ初参戦となった昨年8月のKrushでは海凪に判定勝ち、10月には大平龍にKO勝ちを収めている。今回はそれ以来の試合となる。

 東はプロ戦績8戦6勝(2KO)2敗。K-1グループには2023年9月から参戦し、3戦1勝2敗。昨年10月には前王者・大夢と対戦し、3RTKO負けを喫した。前戦は今年3月の九州プロキックボクシングでの有馬大翔とのKPKBフライ級王座決定戦で、3RでKO勝ちを収め王座を獲得している。

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