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6・19シュートボクシングで鈴木博昭vs海人の新旧エース対決

2017.05.12 Vol.690

 シュートボクシング(SB)の『SHOOT BOXING 2017 act.3』(6月19日、東京・後楽園ホール)の対戦カード第1弾が発表された。

 SB世界スーパーライト級王者・鈴木博昭vs SB日本ライト級1位・海人の新旧エース対決が実現する。

“SBの怪物くん”鈴木は長きにわたり、SBエースとして活躍。テクニカルかつパワフルな攻撃で2015年8月、世界の強豪が集まったSB世界スーパーライト級王座決定トーナメントでは見事優勝を果たし世界王座を獲得。前戦となった4月の後楽園大会でのWBCムエタイ日本&INNOVATIONスーパーライト級王者・山口裕人との一戦では、他団体進出を視野にヒジありルールを要求。激闘の末に5Rヒジでの豪快なKO勝利を収めた。

 対する海人はデビュー以来、その多彩なテクニックと倒せる力を高く評価され、他団体の新人トーナメントでも優勝を果たすなど次世代のエース候補として期待されてきた存在。階級を上げることを視野に入れている中、4月の後楽園大会ではメインイベントに大抜擢され、「S-cup65kg世界トーナメント2016」優勝のザカリア・ゾウガリーと対戦。判定で敗れはしたが、ザカリアの猛攻を凌ぎ、逆に追い込む場面を作るなど海人の名を広める一戦にもなった。

 ここで自信を深めた海人はザカリアへのリベンジ、そしてスーパーライト級の頂点を狙い、いきなり鈴木戦を要求。今回新旧エース対決が実現することとなった。

4・8シュートボクシング  “ヒジ”で復活KO勝ち鈴木がKNOCK OUT参戦アピール

2017.04.09 Vol.687

 シュートボクシング(SB)「SHOOT BOXING 2017 act.2」が4月8日、東京・後楽園ホールで開催された。

 昨秋の「S-cup2016」以来の復帰戦となるSB世界スーパーライト級王者・鈴木博昭はWBCムエタイ日本&INNOVATIONスーパーライト級王者・山口裕人とヒジ打ちありの“真SBルール”で対戦。5R2分29秒、左ヒジでKO勝ちを収めた。

 鈴木はS-cup1回戦でHidekiに勝利を収めたものの、左目眼窩底骨折の疑いでドクターストップがかかり棄権。それ以来の試合とあって、うっ憤を晴らすがごとく躍動感のある動きを見せる。

 1Rからスピードのある左ミドルに左ハイで山口を翻弄。山口もパンチを返すが、鈴木はしっかりガード。ラウンド終盤にはヒザでダウンを奪う。鈴木は2Rにも左フックでダウンを奪い、試合は完全に鈴木ペース。3Rに入ると山口はヒジを多用し始めるが鈴木はしっかりガードし、決定打は食らわない。4Rは後がない山口がパンチの連打を見せるも鈴木もカウンターで迎撃。山口はここまでの攻防ですでに大きなダメージを受けてはいたが、5Rは前に出て打ち合いに挑む。鈴木も応え、激しい攻防となったが、ふらふらとなり下がった山口に鈴木が左ヒジ一閃! 壮絶なKO勝ちを収めた。

4・8シュートボクシング 大抜擢の海人がS-cup王者に惜敗

2017.04.09 Vol.687

 シュートボクシング(SB)「SHOOT BOXING 2017 act.2」が4月8日、東京・後楽園ホールで開催された。

 メーンでは昨年の「S-cup65kg世界トーナメント」を制したザカリア・ゾウガリーがSB日本ライト級1位の海人と対戦。5Rフルに戦い、2-0の判定でゾウガリーが勝利を収めた。

 昨年来、男子トップ選手の不振が続くSB。現状を打開すべく、メーンでS-cup王者との対戦という大抜擢を受けた海人だが、その期待に十分に応えるファイトを見せた。

 1Rから多彩な攻撃を見せるゾウガリーだが、海人もローにストレートを合わせるなどしっかり対応。ゾウガリーがスピードのある攻撃で攻め込んでもバックステップで交わし、パンチを当てさせない。2Rも一気にラッシュをかけるゾウガリーの攻撃を交わすと逆にコーナーに詰め、連打でゾウガリーを追い込むなど互角の戦いを見せる。

4・8 SB  S-cup王者ゾウガリーの相手に海人を抜擢

2017.03.17 Vol.686

 シュートボクシング(SB)「SHOOT BOXING 2017 act.2」(4月8日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが17日、発表された。

 メーンイベント出場が発表されていたS-cup65kg世界トーナメント王者ザカリア・ゾウガリーがSB日本ライト級1位の海人と対戦する。

 海人はデビュー以来、その多彩なテクニックと倒せる力を高く評価され、他団体の新人トーナメントでも優勝を果たすなど次世代のエース候補として期待される存在。

 2017年初戦となったYUSHI戦では圧勝するも契約体重をクリアーできなかったことでノーコンテストとなったが、仕切り直しの一戦となった3月12日の静岡キックでは、J-NETWORKスーパーライト級王者・岩崎悠斗を判定で下し、8連勝をマークした。

 階級を上げることを視野に入れている中で、他団体ながら自身の一つ上となるスーパーライト級の現役王者に勝利を収めたことでさらに自信を付けた海人は、今回、過去最強の相手となるザカリアとの対戦オファーにも「勝つ自信がある。やらせて下さい!」と二つ返事で快諾したという。

 一方、ザカリアは、鈴木博昭、MASAYA、宍戸大樹、山口裕人、裕樹、UMA、水落洋祐といった日本のトップファイターを次々と撃破しており、今回の海人の挑戦を無謀と見る人も多いだろう。

 しかし、シュートボクシングでは過去に、緒形健一がデニー・ビルと、土井広之がボーウィー・チョーワイクンと、村浜武洋がチャモアペット・チョーチャモアンと、シーザー武志会長が期待をかけた選手には、10戦前後の戦績で世界の頂点に君臨するトップファイターと対戦させて絶対的なエースを育ててきた。

 男子トップ選手の不振が続くシュートボクシングに変革を起こすべく、シーザー会長がこの度“SB=挑戦”の歴史を踏襲し、海人に白羽の矢を立てた。

 海人は このザカリア戦をクリアーし、現在空位のSB日本ライト級タイトル、さらには一つ上の鈴木博昭、MASAYAがいるスーパーライト級のタイトル奪取に向けて一気にスターダムを駆け上がることができるのか!?

 同大会ではSB世界スーパーライト級王者・鈴木博昭が5カ月ぶりの復帰戦でWBCムエタイ日本&INNOVATIONスーパーライト級王者・山口裕人と対戦。SB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹がSB日本フェザー級1位・元貴と対戦する。

4・8 SB 日本Sバンタム級王者・内藤が1階級上の元貴と対戦

2017.03.14 Vol.686

 シュートボクシング(SB)「SHOOT BOXING 2017 act.2」(4月8日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが13日、発表された。

 SB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹がSB日本フェザー級1位・元貴と対戦する。

 軽量級のエースである内藤は昨年11月に最強の挑戦者・植山征紀を退け、王座初防衛に成功。続く今年2月にはRISEからの刺客・宮崎就斗も撃破し、もはやSB内では敵なし状態。そして試合後のマイクアピールで「55kgから階級を変更するつもりはないですが、もうひとつ上の階級を獲りに行きたいと思います。同時2階級制覇を狙います」とフェザー級王座獲得を宣言した。

 それを受けて、早速、SB日本フェザー級トップ戦線を走る元貴が打倒内藤に名乗り。元貴は昨年8月のSB日本フェザー級王座決定戦で深田一樹に判定負けを喫し戴冠を逃したが、7Rに渡る激闘を繰り広げ深田をあと一歩のところまで追い込んだ。

 下の階級からの侵略者との一戦が決まり、元貴は「向こうはチャンピオンなので美味しい相手。二階級制覇すると面白いことを言ってますが、僕がその野望を止めて王座に挑戦することしか考えていません」とあくまでも王座再挑戦に向けた踏み台にしか過ぎないという。一方、内藤は「1位の元貴選手に勝てば王座に挑戦することを誰も文句は言わないでしょう。こんなところで僕は止まっていられないので後はやるだけ」と並々ならぬ意気込みを語っている。

 内藤が二階級同時制覇に向けて大きく前進するのか、それとも元貴が返り討ちにするのか。

 同大会ではSB世界スーパーライト級王者・鈴木博昭が5カ月ぶりの復帰戦でWBCムエタイ日本&INNOVATIONスーパーライト級王者・山口裕人と対戦。ザカリア・ゾウガリーがメーンイベントに出場することが決まっている。

4・8 SB スーパーライト級王者・鈴木が5カ月ぶりの復帰戦

2017.03.07 Vol.685

 シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2017 act.2」(4月8日、東京・後楽園ホール)の第一弾対戦カードが3月7日、発表された。

 SB世界スーパーライト級王者・鈴木博昭(ストライキングジムAres)が5カ月ぶりの復帰戦で、WBCムエタイ日本&INNOVATIONスーパーライト級王者・山口裕人(山口道場)と64.5㎏契約で対戦する。

 鈴木と山口は昨年11月に開催された「S-cup65kg世界トーナメント」に出場。ともに勝ち上がれば決勝戦で対戦する予定だったが、1回戦で鈴木はHidekiと延長戦に突入する激闘の末に判定勝ち。しかし、勝利の代償は大きく左目眼窩底骨折の疑いでドクターストップ。

 一方の山口は同じく1回戦で、トーナメントを制したザカリア・ゾウガリー(オランダ)に2度のダウンを奪われ1Rわずか87秒のTKO負け。味わわされた屈辱を晴らすべく、ザカリアの首を狙いにSBに再上陸する。

 山口は20勝のうち13KOと高いKO率を誇るハードパンチャー。その試合は必ずといっていいほど激闘となるだけに、鈴木との一戦は瞬き厳禁の一戦となる。

 またメインイベントではゾウガリーが参戦。対戦相手は現在調整中。

【2・11 SB後楽園大会】北斗がベルト奪取 水落が延長の末MASAYAをKO

2017.02.12 Vol.683

 シュートボクシング(SB)の2017年最初の大会となる『SHOOT BOXING 2017 act.1』(2月11日、東京・後楽園ホール)で行われたSB日本スーパーウェルター級タイトルマッチで、「北斗の拳」の主人公ケンシロウのなりきり格闘家である北斗拳太郎が王者・坂本優起を破り王座を獲得した。2人は過去2回戦い、いずれも北斗が勝利を収めていた。

 試合は1Rからボコボコの殴り合いを展開。いつダウンしてもおかしくないような北斗の強烈なボディーブロー、ヒザ蹴りが何度も坂本を襲うが、坂本も下がることなく最後までパンチを打ち続け、5Rで決着がつかず判定に。ジャッジの難しいラウンドが続いたが、ジャッジは49-48、50-49、49-48のいずれも小差で北斗を支持。北斗が念願のSBのベルトを獲得した。

 判定結果が読み上げられると、坂本はその場に立ち尽くした。

 北斗は歓喜のあまり一瞬“キャラ崩壊”したものの、我を取り戻し、マイクで「ボス神拳伝承者の北斗拳太郎だ。このような機会を与えてくれたシーザー老師と関係者の皆さんに感謝している。SBの掟は俺が守る」と話した。

 また会見では「牙大王(坂本)は非常に打たれ強く根性があったな。なかなか手ごわい敵ではあったが、ボス神拳は無敵だ」と話し、試合について「新たなボス神拳(顔砕拳)を使うつもりだったが、まだまだ修得し切れてなかったな。次回の戦いまでに100%使い切るようにまだまだ鍛錬を続けたいと思っている。うむ」と振り返る。そして王者としての今後については「やはりより強くなっていき、修羅の国の者や、SBに敵対する外敵と戦っていきたい。ただ宍戸拳法家(昨年引退した宍戸大樹)がやった、真のSBのルールで戦っていきたいと、私は願っている。真のSBルールとはヒジあり、なんでもありの立ち技最強を決めるルールであると思っている。常にそのルールでやっていきたいと私は思っている。SBの掟は俺が守る」と最後までケンシロウで語った。

【2・11 SB後楽園大会】北斗が“顔砕拳”でタイトル奪取宣言。坂本は「10Rでもやってやる」

2017.02.10 Vol.683

 シュートボクシング(SB)の2017年最初の大会となる『SHOOT BOXING 2017 act.1』(2月11日、東京・後楽園ホール)の前日計量と直前会見が10日、浅草のシュートボクシング協会で行われた。

 今大会はメーンで昨年の『S-cup2016』で準優勝したMASAYAがREBELS65kg級王者の水落洋佑と対戦。セミファイナルではSB日本スーパーウェルター級王者・坂本優起が北斗拳太郎を相手に防衛戦。SB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹はRISEバンタム級3位の宮崎就斗を迎え撃つ。
 3カードともSB勢vs他団体の図式となっている。

 MASAYAは2015年12月に水落と対戦し、ダウンを奪われたうえで判定で敗れており、約1年越しのリベンジマッチ。坂本はこれまで北斗に小差の判定ながら2連敗を喫しており、背水の陣でのタイトル戦。宮崎は昨年11月、RISEのリングでSB日本フェザー級王者の深田一樹を破っており、内藤としてはSB王者が2人続けて軍門に下るわけにはいかず、第1弾大会からSB勢には過酷な大会となっている。

S-cupでゾウガリーが初優勝 内藤は大逆転KOで王座防衛

2016.11.12 Vol.677

 シュートボクシング(SB)の2年に1度のビッグイベント『SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup2016』(11月11日、東京・TDCホール)で行われたS-cupトーナメントの決勝で、ザカリア・ゾウガリーとMASAYAが対戦。2R1分14秒、TKOでゾウガリーが勝利を収め、初優勝を遂げた。

 ゾウガリーは1回戦で山口裕人を1R1分27秒、2ダウンを奪いTKOで勝ち。準決勝ではタップロン・ハーデスワークアウトを3-0の判定で破り決勝へ。

 MASAYAは1回戦で“RIZINからの刺客”チャールズ“クレイジーホース”ベネットと対戦。1Rに飛び込んでの右フックで1度ダウンを許したものの、以降は早々にスタミナ切れを起こしたベネットを完封。2Rにダウンを奪い、レフェリーストップでTKO勝ち。準決勝は1回戦でHIDEKIを破った鈴木博昭との対戦だったのだが、鈴木が眼下底骨折の疑いで棄権。繰り上がったHIDEKIとの対戦となったが、ローキックで戦闘不能にし、1R2分7秒、タオル投入によるTKO勝ちで決勝に駒を進めた。

SB史上初めて男子主体の大会でメーンのRENAが判定勝利

2016.11.12 Vol.677

 シュートボクシング(SB)の2年に1度のビッグイベント『SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup2016』(11月11日、東京・TDCホール)で女子のRENAが男子主体の大会でSB史上初めてメーンを務め、ブラジルのMMA&ムエタイ王者キンバリー・ノヴァスと対戦。3-0の判定で勝利を収めた。

 戦前「久々に打ち合ってみたい」と抱負を語っていたRENAだったが、ノヴァスは首相撲からのヒザ蹴りに活路を見出したことから、試合はやや膠着気味。

 それでもRENAはブレイク後に積極的にパンチを放ち主導権を握り、最終ラウンドも最後まで倒す姿勢を見せ続けたが、タフなノヴァスがしのぎ切った格好となった。

 試合後RENAは「変な試合しちゃったんですけど言わせてください。夢がかなったぞー」と喜びを表現。そして「12月のRIZINのポスター、真ん中にしてもらったんで、出るしかないなと。もう一発、今年頑張ります」とRIZIN参戦を宣言した。

11・15 S-cup アンディ・サワーの相手は宮越宗一郎

2016.10.31 Vol.677

 シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup2016」(11月11日、東京・TDCホール)に出場するアンディ・サワーの対戦相手が宮越宗一郎となったことが発表された。

 宮越はWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーウェルター級王者で弟の慶二郎と共にNJKFのエースとして活躍している。

 昨今は海外や他団体でも経験を積み、今回シュートボクシングに初参戦。昨年11月に獲得したWBCムエタイ・インターナショナル王座に続き、次はWBCムエタイ世界王座奪取を目標に掲げる強豪だ。

 サワーはSBルールの試合は昨年12月の弘中邦佳戦以来。
 サワーがSBの絶対王者としての強さを見せつけるか、それとも宮越が格上のサワーを撃破するのか、注目の一番となる。

 また合わせてSB日本スーパーフェザー級2位の村田聖明vs同級5位・中神吉彦の一戦も発表された。

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