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故坂本龍一さんが生前最後に手掛けていた舞台作品「TIME」が一周忌となる3月28日に上演スタート

2024.03.28 Vol.Web Original

 昨年3月28日に死去した坂本龍一さんが生前最後に手掛けていた舞台作品が、坂本さんの一周忌となる3月28日に日本初演を迎えることとなった。

 その作品はRYUICHI SAKAMOTO + SHIRO TAKATANI「TIME」。前日の3月27日に、上演される東京・初台の新国立劇場 中劇場で公開ゲネプロが行われた。

 同作は1999年に日本武道館、大阪城ホールで上演され、約4万枚のチケットが即完売した公演「LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999」に続き、坂本さんが全曲を書き下ろし、高谷史郎(ダムタイプ)とコンセプトを考案、創作したもの。2017年から約4年の製作期間を経て、2021年に坂本さんがこの年のアソシエイト・アーティストを務めた世界最大級の舞台芸術の祭典「ホランド・フェスティバル」(オランダ・アムステルダム)で世界初演され、高い評価を得た。

吉永小百合「もうここでやめようかと思ったんですけど」主演映画123本目で新たな決意 次はカンフー映画?

2023.09.01 Vol.web original

 

 映画『こんにちは、母さん』の初日舞台挨拶が1日、都内にて行われ、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁らキャスト陣と山田洋次監督が登壇。本作が主演映画123本目となる吉永がさらなる意欲を語った。

 永井愛の同名人気戯曲を、監督作90本目となる巨匠・山田洋次が91歳にして描く等身大の親子の物語。

 本作が123本目の主演作となることに吉永は「60年以上の間、健康だったからここまで来れた。素晴らしい監督、スタッフ、キャストの皆さんに引っ張られながら来れた」と感謝しつつ、123本目という数字に「本当は、ここでやめようかなと思っていたんですけど“1、2、3…”ということで、外に飛び出すような数なので、もうちょっとやってみようかなと思っています」と新たな意欲を語った。

 そんな吉永は、物語にちなみこれから新しく始めたいことはと聞かれると「スポーツが好きなものですから、やったことがない太極拳を習って、映画の中でやってみたいという希望があります」と明かし「そしたら監督が、もしかしたら空手のほうがいいのではとおっしゃったのですけど、空手はちょっと、とてもできないかも(笑)」と苦笑。

 司会から「次の吉永さんとの映画はカンフー映画?」と聞かれると山田監督も茶目っ気たっぷりに「そうね(笑)」とまんざらでもない様子で、会場の笑いをさそった。

 この日は、大泉から吉永へ、123本のカーネーションの花束をプレゼント。「もはや母としか思えない。これからも撮られるなら息子役は全部私で」とアピールしていた大泉だが「先ほどああ言いましたけど、配達員でも構いませんのでまたぜひ一緒にお仕事させていただければ。お母さん、ありがとうございました」。吉永も「本当に楽しくおしゃべりさせていただきました。本当にありがとうございました」と大泉に感謝していた。

『こんにちは、母さん』は公開中。

役所広司「バスケやってた」アクションでの強じんさに若手俳優が驚き 菅田将暉は「“大木”だよね」

2023.05.05 Vol.web original

 

 映画『銀河鉄道の父』の初日舞台挨拶が5日、都内にて行われ、主演・役所広司と共演の菅田将暉、森七菜らキャスト陣、成島出監督が登壇。“宮沢一家”を演じたキャストたちが和気あいあいと撮影を振り返った。

 宮沢賢治が「ダメ息子だった!」という大胆な視点を軸に、賢治の父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた小説「銀河鉄道の父」(門井慶喜著)の映画化。

 劇中では、父・政次郎と息子・賢治の激しい衝突シーンを演じたという役所と菅田。役所が「(明治の時期は)実際にランプの明かりだけで撮影しています」と振り返ると、菅田が「現場でたくさんランプが割れて大変だったんですよ。ちょっとヒートアップして、役所さんとぶつかるシーンで壊してしまい…。けっこう貴重なガラスのランプだった」と苦笑。役所が「僕たちがケガするよりランプが壊れるほうをスタッフは気にしていた」と明かすと、菅田も「ランプは替えが効かないのでね(笑)」。

 賢治の妹トシ役の森が、そんな2人の激突シーンに圧倒されたことを明かすと、役所は「菅田くんは仮面ライダーもやってるし怖かったですね(笑)」と振り返っていたが、賢治の弟・清六役の豊田裕大が「僕は3歳から20歳までバスケやっていて筋トレとかずっとしていたんですけど、役所さんを抑えるシーンで、全力の役所さんを僕の筋力では抑えられなくて…」。

 すると菅田も「分かる!全然動かない。“大木”だよね」と役所の強じんさに感嘆。

「筋トレとかなさっているんですか」と豊田から聞かれた役所は「僕もバスケやってたんだよ」と明かしつつ「散歩くらいです。高齢になると無理しちゃいけないとテレビで言っていたので(笑)」と照れ笑い。

 また、役作りのための食事制限で地方ロケでのご当地名物もほとんど口にできなかったという菅田が「僕は近くのスーパーでキャベツの千切りを買って食べていました。それが仕事なんで」とあきらめの表情を見せると役所は「役者の鏡だね!」と混ぜっ返し会場の笑いをさそっていた。

 この日はイーハトーブ子ども合唱隊が宮沢賢治作詞作曲「星めぐりの歌」を披露した。

 この日の登壇者は役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯、成島出監督。

 映画『銀河鉄道の父』は公開中。

森七菜「菅田将暉さんて何人いるんだろう」兄妹役でカメレオン俳優ぶりに感嘆

2023.04.05 Vol.web original

 

 映画『銀河鉄道の父』完成披露試写会が5日、都内にて行われ、主演・役所広司と共演・菅田将暉、森七菜ら宮沢賢治一家を演じた豪華キャスト陣と成島出監督が登壇。菅田が演じる宮沢賢治の妹を演じた森が菅田のカメレオン俳優ぶりをたたえた。

 宮沢賢治が「ダメ息子だった!」という大胆な視点を軸に、賢治の父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた小説「銀河鉄道の父」(門井慶喜著)の映画化。

 賢治の父・政次郎を演じた役所広司は「原作を読んでから、賢治の詩がものすごく美しく感じました」、“ダメ息子”宮沢賢治を演じた菅田将暉も「賢治の人間味に触れられた」と、本作で描かれる宮沢賢治像に目を輝かせる一同。

 賢治の妹トシを演じた森も「教科書の中の偉人、文豪というイメージが強かったんですけど、原作を読んで、こんなユーモアのある人に囲まれて生きていた人だったんだと思いました。これが高校生のころだったら、もっと楽しく教科書を開けていたのにな、と(笑)」と苦笑。

 さらに2回目の共演という菅田との兄妹役に「現場に入ると本当にお兄ちゃんのように感じてくるんです。菅田さんて何人いるんだろうな、と。今回は、宮沢賢治としての姿をたくさん見せていただきました」と菅田のカメレオン俳優ぶりに感嘆。

 そんな菅田は、方言やチェロなど役作りのために練習することが多かったと言い、劇中で披露しているチェロ演奏について「最初は、指さえ動いていればいいというオファーだったんですけど、音が鳴るなら使いたいと生演奏することになり、音できているから歌ってほしいと、チェロの弾き語りをすることに」と、演技中の音源がそのまま使用されたと明かし「ちゃんとサントラに“チェロ・菅田将暉”と載せてほしい」と訴え、会場の笑いをさそった。

 この日は、作品にちなみ登壇者の“おバカなエピソード”を公開。森は「最近の話なんですけど。旅行用に小さい容器に詰め替えた化粧水を、使い切ってしまおうと毎日使っていたんです。1週間くらい使っていたらあごの下から皮がむけはじめて…でも好転反応かな?と思って。あまりにも皮がむけるから、待てよ…とお風呂で手に出してこすったら化粧水が泡立って。シャンプーを化粧水と思って毎日使っていたという。バカというか悲しかったです」と肩を落とし、菅田から「オレもやったことある」と慰められていた。

 この日の登壇者は役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯、成島出監督。

『銀河鉄道の父』は5月5日より公開。

 

役所広司「自分で足にヒビ」、菅田将暉「コンセントにピンセット」痛すぎおバカ体験談明かす

2023.04.05 Vol.web original

 

 映画『銀河鉄道の父』完成披露試写会が5日、都内にて行われ、主演・役所広司と共演・菅田将暉、森七菜ら宮沢賢治一家を演じた豪華キャスト陣と成島出監督が登壇。役所と菅田が子供時代の衝撃的な失敗談を明かした。

 宮沢賢治が「ダメ息子だった!」という大胆な視点を軸に、賢治の父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた小説「銀河鉄道の父」(門井慶喜著)の映画化。

  賢治の父・政次郎を演じた役所広司と“ダメ息子”宮沢賢治を演じた菅田将暉は初共演に「最高です」と顔を見合わせにっこり。役所が「もともと菅田ファンでした」と言えば、菅田も「僕も役所広司教なので」と、初共演での父子役で意気投合した様子。

 この日は、劇中で描かれる賢治のダメ息子ぶりにちなみ、登壇者がダメダメなエピソードを披露。

 役所は「小学生のころ、運動会に出たくないなと思っていて、運動場に小さな穴があったので、それで(足を)グリッとやって、運動会に出なくて済むかもと“痛い痛い!”と言ったら担任の先生に病院に連れていかれ、レントゲン撮られて、これで(平気だと)バレるなと思ったらヒビが入ってますと言われギプスをつけられて…」というエピソードを披露。

 すると菅田も「中学1年生のとき、理科の教室で、僕も同じようにつまらないなと思って、ピンセットの先を何かに当てる音が楽しくて動かしていたら、ピンセットの先が何かに引っかかって…。それコンセントで。次の瞬間、爆発が起きて学校中が停電になりました」と、危険すぎるおバカエピソードを告白。気づいたら泣いていたという菅田は「コンセントにピンセットを指したらダメなんだと学びました」と苦笑い。

 続けて賢治の妹役・森が「化粧水だと思って1週間使っていたのがシャンプーだった」というエピソードを明かしたが「骨折と停電の後だと弱いですね」と“父”と“兄”の衝撃エピソードに白旗。

 最後に、祖父役の田中泯が「ずっとバカでした。これからもバカが続くと思う。どれが1番バカな話か…」と言い、会場も“宮沢賢治一家”のおバカエピソードに大笑いしていた。

 この日の登壇者は役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯、成島出監督。

『銀河鉄道の父』は5月5日より公開。

田中泯と新田真剣佑が“日本のフィクサー”とその息子役で初共演!大型配信ドラマ製作決定

2022.11.30 Vol.web original

 ウォルト・ディズニー・カンパニーの劇場・配信作品ラインアップ発表会が30日、シンガポール・マリーナベイサンズにて行われ、田中泯と新田真剣佑が初共演するオリジナルドラママ『House of the Owl(原題)』の製作が発表された。

『House of the Owl(原題)』はこれまで日本ドラマで取り扱われることのなかった社会の裏側、タブーに切り込んだ社会派のオリジナルドラマ。

 田中泯が演じる主人公“フクロウ”こと大神龍太郎は、あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみにさらして解決してきた黒幕/フィクサー。

 龍太郎の自由奔放で正義感あふれる青年・龍を新田真剣佑が演じる。親子ながら正反対の生き方をする2人を、本作が初共演となる2人がいかに演じるか、注目が集まりそうだ。

 本作のプロデューサーを務めるリュー・アレクサンダーとポール・ヤングも「日本は世界の中でも素晴らしい文化や慣習を持っていて、そのユニークな世界観を本作にも投影したいと思いました」「黒幕/フィクサーの主人公が繰り広げる政治ドラマにとどまらず、さまざまなストーリーが織り交ざっているのが、本作の特徴」と語り、意気込みを見せていた。

『House of the Owl(原題)』は、2023年より撮影がスタート。同年秋に動画配信サービス・ディズニープラスで日本および世界へ配信される予定。

世界的ダンサー田中泯にとって大泉洋は“良き理解者”「彼が見た独特の感想をしゃべってくれる」

2022.01.29 Vol.web original

 

 公開中の映画『名付けようのない踊り』の公開記念舞台挨拶が29日、都内にて行われ、田中泯と犬童一心監督が登壇。世界的なダンサーとして活躍する田中泯が、大泉洋との意外なつながりを明かした。

 主演映画『HOKUSAI』、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」など数々の話題作で俳優として異色の存在感を放つ一方、世界的ダンサーとして国内外の文化人やアーティストを魅了してきた田中泯。彼の唯一無二のダンスを『メゾン・ド・ヒミコ』(05)への出演オファーをきっかけに親交を重ねてきた犬童一心監督が、ポルトガル、パリ、東京、福島、広島、愛媛などを巡りながら撮影した映画。

 冒頭、田中は「これは田中泯というやつの話ではなくて、映画全部が語っているように、踊りというものが僕にもたらしてくれたたくさんのものに、全身で感謝するものになっていると思うんです。ですから、これからも踊りを死ぬ瞬間まで踊り続けるというか。僕の師匠もそうでしたから。僕もそれだけは継承したいなと思っています」とあいさつ。
 
『メゾン・ド・ヒミコ』での出会いを振り返った田中と犬童監督。オファーをした際、田中から「自分は演技はできないけど、その場面に居ることは一生懸命できるけどいいか?」と尋ねられたと振り返った犬童監督は「その言い方が、僕がほしいものを言葉として言ってくれたという思いがあった」と振り返り「それで撮影をしたんですが、最初、ただ歩いて部屋に入ってくるだけのカットだったのに、それが圧倒的なカットになっていた。これは何だろうというのが、大きかった」と田中に魅了された運命の瞬間を語った。

 また、本作の公開を記念して、田中と公私ともに親交がある俳優・大泉洋との対談も実現。その様子は公式サイトなどで公開されている。大泉との対談について、田中は「(自分の踊りは)田中泯という個人の身体でやっていることなので、わたしの動き、わたしの踊りに違いないんだけど、でも僕が夢見ているのは、そういう“わたしの踊り”だからどうぞ見てください、ということで始まっているわけではない。大泉洋さんはそういうことを知っていてくれて、彼が見た独特の感想をしゃべってくれている」と“良き理解者”大泉について語った。

 最後に田中は「本当は“田中泯の映画を見た”ではなく“踊りの映画ですごいものを見た”と言ってもらえたら。名はクズです」と、茶目っ気を交えつつアピールした。

世界的ダンサー田中泯 外国特派員協会での会見に質問殺到

2022.01.25 Vol.web original

 

 映画『名付けようのない踊り』の記者会見が24日、千代田区・外国特派員協会にて行われ、ダンサー・俳優の田中泯と犬童一心監督が登壇した。

 主演映画『HOKUSAI』、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」など数々の話題作で俳優として異色の存在感を放つ一方、世界的ダンサーとして国内外の文化人やアーティストを魅了してきた田中泯。彼の唯一無二のダンスを『メゾン・ド・ヒミコ』(05)への出演オファーをきっかけに親交を重ねてきた犬童一心監督が、ポルトガル、パリ、東京、福島、広島、愛媛などを巡りながら撮影した映画。

 田中は「僕自身は映像に踊りを映すということに、非常に疑問に思っていました。僕の踊りは1回その場限りのものとして成立するように踊っています。なので監督には、踊りをそのまま映像に再生するということは拒否しますと伝えました」と明かし、犬童監督も「撮影中、僕は一切、泯さんにインタビューをしなかったんです。これはどういう踊りですか?というような説明を求めなかった」と、フィクションとも、一般的なドキュメンタリーとも異なる手法で撮影を進めていったと明かした。

 田中は「僕はただ踊る人間としてカメラの前にいるということを2年間続けました。ただしカメラの前で同じことをすることは1回もなかった」と振り返り「“よーいスタート!”もなければ“NG”もありませんでした」と会場の笑いをさそう一幕も。

 田中は「踊りを見て衝撃を受けた」という舞踏家・土方巽との交流についても振り返りつつ「僕は土方の影響を強く受けた人間ではあるが〈舞踏〉をやっているわけでは決してない」と話し「僕は〈舞踏〉はとっくに終わっていると思っている。日本では〈舞踏〉と“踊り”がよく混同されるが〈舞踏〉とは間違いなく精神のアクティビティーだった。〈舞踏〉という踊り方、ジャンルがあるかのようになっているが、そうではない」と、土方から始まった身体表現として海外でも広く知られる〈舞踏〉について語った。
 
 まさにジャンルで語ることができない田中の踊りに、犬童監督が「僕が田中さんと同じ境地に至ることは決してないと思うが、映画を通して、その一端は感じられた気がする」と振り返ると、田中は「犬童監督は今や僕の踊りの仲間」と宣言。「言葉が生まれる前、本当の踊りの始まり」を世界の人々とともに追求したいと語る田中。「この映画をもとにしていくらでもディスカッションできる」と期待を寄せる通り、映画を見た会場の観客からも感想や質問が途切れることなく上がっていた。

 映画『名付けようのない踊り』は1月28日より公開。

玉木宏「100歳になった祖父に子供を見せたい」コロナ収束願う

2021.05.26 Vol.Web original

 

 映画『HOKUSAI』ヒット祈願報告会が26日、都内にて行われキャストの柳楽優弥、田中泯、永山瑛太、玉木宏、瀧本美織と橋本一監督が登壇。玉木は「子供も生まれたので、先日100歳を迎えた祖父に会いに行きたい」とコロナの早期収束を願った。

 北斎晩年の肉筆画が飾られている牛嶋神社で映画のヒット祈願を行った一同。

 青年期の北斎を演じた柳楽は「北斎の絵には悪いものを跳ね返して断ち切るような力があるように感じる」と、北斎の持つパワーに映画のヒットとコロナ収束を願い、老年期を演じた田中も「(北斎が描いた)スサノオのようにパワーをふるってくれればね」と柳楽とうなずき合った。

 北斎を熱演した2人を共演者も絶賛。永山は「初めて田中泯さんとご一緒させていただいて、たくさんのものを頂いた。泯さんがそこにいるだけで芸術なんだと思いました」と言えば、玉木は「柳楽くんの目がすごく印象的でした」と感嘆。

 青年時代の北斎の妻を演じた滝本は「北斎さんは自分と戦い続けている人だったので夫婦でいる時間は安らげればと思い演じました」と振り返った。

西田敏行『いのちの停車場』舞台挨拶で語った死生観「幸せな死に方を模索している」

2021.05.22 Vol.Web original

 

 公開中の映画『いのちの停車場』舞台挨拶が22日、都内にて行われ、主演・吉永小百合、共演の松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、南野陽子、柳葉敏郎、みなみらんぼう、泉谷しげる、田中泯と原作者・南杏子、成島出監督が登壇した。

 本作は現役医師でもある南杏子によるベストセラーの映画化。在宅医師として再出発した吉永演じる主人公が在宅医療を選んだ人々と家族に寄り添う姿を描く。

 映画館への休業要請を憂いながらも公開を喜んだ一同。現役の医師でもある原作者・南杏子が「私は“生き切る”ということをこの作品の中で描きました。皆さん、コロナの環境の中で心に迫るものがあったと思います」とキャストたちを労うと、吉永も「南先生が“生き切る”ということをおっしゃったが、それを心にとめ、1日1日を精一杯、最後まで生きることができれば、自分は幸せだったと思えるのではないかな、と思います」。

吉永小百合、舞台挨拶中に体調崩したみなみらんぼうに駆け寄り支える

2021.05.22 Vol.Web original

 

 公開中の映画『いのちの停車場』舞台挨拶が22日、都内にて行われ、主演・吉永小百合らキャスト9人と、原作者・南杏子、成島出監督が登壇。途中、みなみらんぼうが体調を崩し、医師を演じた役どころさながら吉永自ら駆け寄り支える一幕があった。

 本作は現役医師でもある南杏子によるベストセラーの映画化。在宅医師として再出発した吉永演じる主人公が在宅医療を選んだ人々と家族に寄り添う姿を描く。

 冒頭、吉永はコロナ禍の影響を乗り越えての完成と公開を喜びながらも、緊急事態宣言延長に伴う映画館の休業要請について「演劇は大丈夫だけど映画はダメと伺って、大変ショックを受けましたし悲しかった」と明かしつつ「でもそのおかげでこうして全国の皆さんとつながった」と劇場中継を喜んだ。

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