F1GP 初戦はフェテルがポールトゥウィン

 自動車レースのF1世界選手権オーストラリア・グランプリ(GP)が3月27日(現地時間)、メルボルンのアルバートパーク・サーキットで開幕し、昨年史上最年少で総合王者に輝いたセバスチャン・フェテル(レッドブル)が圧倒的な走りでポールトゥウィン、幸先のいいスタートを切った。2位はルイス・ハミルトン(マクラーレン)、3位はビタリー・ペトロフ(ルノー)だった。今期唯一の日本人ドライバーとして参戦している小林可夢偉(サウバー)は8位でゴールしたものの、レース後の車検で車両の規定違反が発覚、失格となった。

 初戦Vでポイントリーダーとなったフェテルは、「今日の午後は素晴らしいマシンに座っていた」と満足げに語った。レッドブルは、今回のGPではKERS(運動エネルギー回生システム)を「信頼性の問題で」搭載しなかったにも関わらず、強さを見せつけた。チームによれば、次のマレーシアでは搭載する計画で、さらに周囲を驚かせそうだ。

 第2戦のマレーシアGPは、セパン インターナショナルサーキットで4月8日に開幕。決勝は10日16時(現地時間)にスタートする。