F1トルコGP レッドブルがワンツー

 自動車レースのF1世界選手権第4戦トルコGPの決勝が5月8日、トルコのイスタンブール・パーク・サーキットで行われた。優勝はレッドブルのセバスチャン・ベッテル、2位はチームメイトのマーク・ウェバー、3位はフェラーリのフェルナンド・アロンソだった。レッドブルは、金曜のフリー走行でベッテルがクラッシュしたにも関わらず、決勝ではフロントローを独占し、そのままゴールインした。ポールポジションからスタートしたベッテルは、昨シーズンから続く圧倒的な速さと強さを見せつけるとともに、安定した走りで一番最初にチェッカーを受けた。ベッテルの優勝は今シーズン3回目。レース後には「スムースなレースだった」と、笑顔で振り返った。

 また、3位で表彰台に上がったアロンソは手ごたえを感じたよう。フェラーリが表彰台に上がったのは、昨年11月のブラジルGP以来。ゆっくりとスタートをきったフェラーリだが、ようやく本領を見せてくれそうだ。

 ザウバーの小林可夢偉は、最後尾からのスタートにも関わらず、攻めと守りのバランスを絶妙にとりながら独自のレースを展開。徐々に順位を上げて、結果的には10位入賞。小林は、初戦オーストラリアGPを除き、すべてのGPでポイントを獲得している。

 第5戦はスペイン。決勝は5月22日に行われる。