松本「松とナレーションをできて幸せ」 映画『ライフ』完成披露試写会

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 9月に公開予定のネイチャードキュメンタリー映画「ライフ-いのちをつなぐ物語」の特別完成披露試写会が7月5日、都内で開催された。会場には、共同監督のマイケル・ガントン、マーサ・ホームズ、ライフ案内人の松本幸四郎、松たか子が登場し、映画への熱い思いを語った。



 ガントン監督は、「全ての生き物は生誕を迎え、命をつないでいく。そのつながりを見ていて感じられるような作品になればと思っています」と映画への思いを語った。マーサ監督は、「生誕から死に至るまでの間に、いかに子に引き継いでいくかがテーマにありますから、家族を見せるのはベストだと思います。今回、父と娘がナビゲータを引き受けていただいて、パーフェクトではないかと思います」と松本、松の2人を絶賛した。
 松は、「評価していただけたことは光栄に思います」と挨拶し、松本は、「こういう情勢の中で、みなさんと一緒に試写会を迎え、ナレーションを務められたことは本当にありがたいことです。ナレーションは物言わぬ動物たちの魂の声で、主になるのは映画を作り上げた両監督です」と監督への感謝を述べた。



 そして松は、「ライフというタイトルなのですが、原題はワンライフなんです。このワンライフの意味は深いのではないかと思い、両監督の話を聞いていました。与えられた特性を生かし切って生きる動物たちばかり出てきますので、私たち人間は生ききれているだろうかと考えさせられる作品になっています。見た方と一緒にいろんな話をしていただければいいなと思っています。
松本は、「歌舞伎には襲名があります。親から子に引き継がれていきます。襲名の名の字は、名前の字を書きますが、本当は命の“メイ”です。動物は命をかけて次の世代に命をつなげていきます。この命を渡す作業は、人間を含めて全ての動物にとって崇高な作業であることを教えてくれます。自分の命を手渡した松たか子と、このナレーションをできて幸せでした」とまとめた。



 ガントン監督は震災直後の来日について、「迷いはありませんでした。作品を見ていただいて、被災された方に何か幸せなっていただける瞬間でも与えることができればと思っています」としながら、東北地方応援プロジェクト「ワンライフプロジェクト」が立ち上がることが紹介された。上映館などで販売される、映画に登場する動物たちをあしらったオフィシャルTシャツを1枚購入するごとに、ノート1冊が東北地方の子どもたちに届けられる。



 最後に、スペシャルサポーターとして、動物たちの衣装をまとった17カ国の子どもたちと一緒に、猫ひろしが登場。猫ひろしは「次回作に出演することを直談判することも込みなのですが、映画を見て感動したので、両監督にお礼を言いに来ました」と盛り上げた。来年は「動物たちの生きる大切さを学んだので、一生懸命走って、走ることでみなさんに何かを伝えられたらと思っています」とカンボジア人としてオリンピックへ出場することへの抱負を語った。



  映画『ライフ −いのちをつなぐ物語−』は、9月1日(木)からTOHOシネマズ日劇ほかで全国公開される。

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