ラグビー日本代表がW杯壮行試合で米に逆転勝ち

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©2011,JRFU(photo by H.Nagaoka)

 ニュージーランドで9月に開幕するラグビーW杯に出場する日本代表の壮行試合、リポビタンDチャレンジ2011「日本代表vsアメリカ代表」戦が21日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本代表が20−14で勝利を収め、W杯に弾みをつけた。

 日本は前半6分、FB上田が先制トライを決めるも、直後のキックオフのキャッチミスからTBスウィリンにトライを許す。39分には右サイドでのパスミスから、またもスウィリンにトライを許し、前半を8−14で折り返す。

 ハーフタイムでキャプテンの菊谷が「プライドを持って戦え」とゲキ。日本は後半になって見違える動きを見せる。14分には菊谷のトライで逆転。26分には中盤のスクラムから鮮やかな連続攻撃。トゥプアイレイ、平、菊谷とつないだボールをWTB宇薄がトライ。20−14で勝利を収めた。

 折からの雨の影響もあり、キャッチミスが続き、ノックオンも連発。格下のアメリカ相手に苦戦したとあって、日本代表のジョン・カーワン・ヘッドコーチは「まあまあの試合」と苦笑いした。

 翌日には代表メンバー30人を発表。30日にニュージーランドに向け旅立つ。

 なお9月10日には秩父宮ラグビー場で、予選Aプールの「日本代表vsフランス代表」戦のパブリックビューイングが行われる。入場無料。

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「世界最大スクラム」ギネス更新

 21日の壮行試合の前には大人数で組む“世界最大スクラム”のギネス記録更新を目指すイベントが行われ、記録更新に成功した。日本協会によると、ギネス世界記録は昨年12月に英国で記録された計68人だったが、7月にニュージーランドで202人という記録が出された。このため、当初は女性だけだった参加者を小学生までの男子に拡大。274人が参加して巨大スクラムを組むことに成功した。