人生に彩りを!a-nation for Life

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浜崎あゆみ、東方神起、倖田來未ら人気アーティストが集結する野外音楽イベント「a-nation for life」が28日、味の素スタジアムでフィナーレを迎えた。通算10回目となるアニバーサリーで、例年以上の盛り上がりを見せた。

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「お招きいただき本当にありがとうございます」と、リーダーの高橋みなみ。ヒット曲オンパレードの構成にスタジアムは大歓声&大合唱だった

 暑い夏を締めくくるのにふさわしいイベントだった。7月30日の愛媛公演を皮切りに、福岡、大阪、愛知、東京と全国5都市7公演。その最終公演が28日に行われた東京・味の素スタジアム。フィナーレとなったこの日は否応なく盛り上がった。

 この日、一番の盛り上がりを見せたのは、大トリを務めた東方神起は言うまでもないが、やはりayuこと浜崎あゆみだ。TRFがヒットチューン満載のセットで会場を1つにした後に登場したayuは、『Last angel』でスタート。「みんなで今しかない、この時間を最高につくっていければ」話し、10回目のアニバーサリーを迎えたa-nationならではのセットを展開した。昨年末にリリースして話題を集めた『Dream ON』と最新ミニアルバム『FIVE』に収録した『ANother song feat.URATA NAOYA』を、AAA(トリプル・エー)の浦田直也とともにパフォーマンスしたほか、『BLUE BIRD』や『Sunrise』などayuの代表曲をメドレーで披露するなどエンターテインメントシップに飛んだ内容でオーディエンスを喜ばせた。

 ayuに代わって大トリを任せられた東方神起は、その重責をものともしない堂々のパフォーマンスで圧倒。「皆さんと出会えたことが何よりうれしい」と語り、『Rising Sun』『Superstar』などをエネルギッシュに歌って踊り、サイリウムの赤い光でいっぱいになった会場を熱くさせた。

 そのほかにも倖田來未、Every Little Thing、BoA、hitomi、AAA、鈴木亜美、ICONIQ、GIRL NEXT DOORなどa-nationになじみのメンバーも登場し、熱いパフォーマンスで盛り上げた。

 その一方で、ニューフェイスの活躍やサプライズで登場したアーティストも目に付いた。この日序盤にイベントを盛り上げたのが初出演となったAKB48。『ヘビーローテーション』『会いたかった』、そしてニューシングル『フライングゲット』まで大ヒットシングルを6曲パフォーマンス。会場いっぱいのオーディエンスは大合唱だった。サプライズで登場した観月ありさと、GACKT率いるYELLOW FRIED CHICKENzも、それぞれ美脚と鍛え上げられた体でオーディエンスを釘付けにした。

 人生への彩り=“for Life”をテーマに開催されてきたa-nation10周年もこの日で幕を下ろした。エンターテインメントで、生きる勇気やパワー、感動や優しさ、愛を届けたいという思いは、参加アーティストのパフォーマンスで十分に伝わった。この経験を経て、a-nationは、すでに来年、そして次の10年に向けて動き出している。いまや日本の夏の風物詩となったこのイベントが今後どのように変化していくのか楽しみだ。


味スタから東北へエール!

 8月27、28の両日の公演は、被災地エリアのイトーヨーカドー6店舗とJOYSO UND&UGAの直営店店舗4店で、無料パブリックビューイングも行われた。東京公演のステージでは「東北のみなさん、元気ですか〜!」というアーティストの呼びかけが何度も行われ、モニターを通じて“人生への彩り”を届けた。