ゴルバチョフ氏も選挙やり直し求める

 ロシアの最高実力者、プーチン首相の率いる与党「統一ロシア」が4日の下院選で大幅に議席を減らした。プーチン氏が来年3月の大統領選出馬を表明したことで、プーチン氏の支配が長期化することへの倦怠感や汚職、貧富の格差など社会問題への不満が、有権者の間でじわりと広がっている現実を映し出した。

 首都モスクワの中心街では5日以降、選挙での大規模違反疑惑をめぐり、反政府デモが行われている。そんななか7日には元ソ連大統領のゴルバチョフ氏が「選挙結果が公正だと信じない人が日に日に増えている。(政権は)多数の不正があり開票結果は有権者の意思を反映していないと認めるべきだ」とし、選挙をやり直すよう求めた。得票率制限に届かず、下院の議席を獲得できなかったリベラル派政党、ヤブロコのヤブリンスキー党首も「結果に不満がある政党は獲得した議席を拒否し、やり直し選挙を求めるよう提案する」と同調する姿勢を示した。

 また日本文学に詳しいベストセラー作家のアクーニン氏が、自らのブログでプーチン氏以外の政党党首らに対し大統領選に出馬しないよう要請し、大統領選での投票ボイコットを呼びかけるなど、与党批判は政界を超えて広がりつつある。