白黒映画で“金”ゲット! 話題作『アーティスト』出演の犬が快挙

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捨て犬から“世界一の俳優犬”となったアギー

 今年の米国アカデミー賞に10部門ノミネートされている話題の白黒サイレント映画『アーティスト』の小さな“出演者”が、一足先に栄誉を獲得した。

“犬のアカデミー賞”といわれる第1回ゴールデン・カラー賞(金の首輪賞)が2月13日(日本時間14日昼)、LAにて発表され『アーティスト』で主人公の愛犬を演じたジャックラッセルテリアのアギーが見事、最優秀俳優犬賞を受賞した。

 アギーはもともと捨て犬で、殺処分されかけたところをプロの動物トレーナーに引き取られ、タレント犬となったという経歴の持ち主。本作の名演によって、第64回カンヌ国際映画祭パルムドッグ賞も受賞している。また、新携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS(Nintendo 3DS)」の米国キャラクターに決定するなど、今アメリカで最も注目される犬となっている。

“本命”のアカデミー賞授賞式は2月26日(日本時間27日)。12日に発表された英国アカデミー賞で『アーティスト』は、作品賞・主演男優賞・監督賞・脚本賞など最多7部門を受賞しており、アギーの受賞によって、さらに勢いに乗りそうだ。映画は4月7日より全国公開。ギャガ配給。