妻夫木&武井「よく分からないけど面白い映画です!」

 梶原一騎原作を映画化した話題作『愛と誠』の完成報告会見が19日都内会場にて行われ、俳優の妻夫木聡、武井咲、三池崇史監督が登壇した。

 原作はこれまでいく度も映像化されてきた、1970年代を代表する不朽の名作。孤高の不良・大野誠を演じる妻夫木は「31歳にもなって高校生役をやらせてもらいまして、すみませんでした」と挨拶をして報道陣の笑いを誘うと、その後も“ぶっちゃけトーク”を繰り広げ、会場は大爆笑。最初に脚本を読んだ感想を尋ねられると「なかなかフザケた映画だなと思いました。バカみたいに当たる映画ではないと思うんですが純粋に娯楽として楽しんでもらえるのでは」と語り、完成した作品については「よく分からないんです。想像以上に面白かったんですが、どんな映画か説明できないんですよ。(映画のキャッチコピーで)“純愛エンターテインメント”と書かれていますけど、全然そうじゃない(笑)」と本音連発。誠を一途に愛するお嬢様・愛役を演じた武井が「私もよく分からなかったんですけど、私は純愛映画だと思いました」と返すと、妻夫木は「まだ18歳? 咲ちゃんは撮影中も本当に堂々としていて」とべた褒め。会見後、ボタンを押して相性を診断するという“『愛と誠』運命の恋センサー”が登場すると妻夫木は「これを作る予算があるなら現場に回してよ」と訴え「もう1回、宣伝会議を開こうかなと思います。最後は“新婚さんいらっしゃい”みたいなことになってすみません」と謝罪で締めくくり、最後まで報道陣を笑わせた。『愛と誠』は6月16日より新宿バルト9他にて公開。