映画『アウトレイジ ビヨンド』豪華な”悪人大集結”で「ギャラがかかった」

20120919c.jpg 映画『アウトレイジ ビヨンド』のジャパンプレミアが18日、都内にて行われ、北野武監督と、俳優の西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、高橋克典、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁が登壇した。


 同作は、2010年に公開されたヒット作の続編。北野監督作では初のシリーズものとなる。劇中の役どころさながら、ダークスーツに身を包んで登壇した豪華な俳優陣について、北野監督は「みなさん主役級だから、ギャラが相当かかりました。これだけ並んじゃったから、ウチの事務所も大変ですよ」と冗談混じりにぼやき、笑いを誘っていた。関西ヤクザを演じた西田は「大声でどなってスッキリした。血圧も正常に戻った」と、北野作品に初参加した喜びを表現。続投となった三浦は「頂点に上り詰めた男の末路を見てください」、加瀬は「若頭になったんですが器じゃなかったようで、ひどい目にあいました」と語り、前作からの生き残り組の、波乱の運命をにおわせた。


 また、本作は第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門にも出品。惜しくも賞は逃したが「向こうではやたらウケた」と、北野監督は海外ファンからの好評価を喜び「任侠映画の新しい時代を築く映画になったと思う」と自信をのぞかせた。
 映画は10月6日から全国で公開。