12・24『VTJ』で佐藤ルミナ vs 所英男戦が実現

“修斗のカリスマ”佐藤ルミナとHERO’SやDREAMでおなじみの所英男の対戦が実現する。
 12月24日に東京・代々木競技場第2体育館で開催される『VTJ(ブイ・ティー・ジェイ)』で、このドリームカードがメーンイベントとして行われることが11日、プロフェッショナル修斗公式戦(後楽園ホール)で発表された。

 所はリング上で「ルミナ選手という偉大な選手と試合ができて光栄。DREAM日本王者の名に恥じない試合をしたい」とあいさつ。ルミナも「ランキングにも入っていない自分が所選手みたいな選手と戦えるのは光栄。100%のコンディションで臨めるようにしっかり調整してくる」と応えた。

 その後の会見でルミナは「相手のことより、やってきたことを出せる悔いのない試合をしたい」としたうえで、2人のファイトスタイルから「かみ合う、面白い試合になることは間違いない」と語った。

 所は「(ルミナ選手は)プロ中のプロ。オファーをいただいたときに鳥肌が立った」とルミナへの敬意を見せる一方「会場から胸を張って出られる試合がしたい。僕の10年の格闘技人生の集大成となる」とこの試合への思いを語った。

 所は先日発表された、大晦日の『DREAM.18』への参戦という選択肢もあったが、「燃えられる相手」としてルミナとの戦いを選んだ。

『VTJ』はケージで行われる試合での日本人の勝率が悪いことから、そこで勝てる日本人ファイターを輩出したいとの思いから立ち上げられたイベント。

 この日は世界ウェルター級王者・弘中邦佳vsカーロ・プラター(アメリカ)、マモルvsダレル・モナヒュー、堀口恭司vsイアン・ラブランドの3試合も発表された。

 プラターとラブランドは元UFCファイター。モナヒューは北米のグレディエーター・チャレンジの現役王者で、UFCに出場していない最後の大物選手といわれる存在。日本での知名度は低いが『VTJ』にふさわしい実力者がマッチメークされた。

 この大会は16時試合開始で、スカパー!でペイパービュー放送される。