GLORY 4 ヘビー級トーナメント組み合わせ決定

 大晦日に開催される格闘技イベント『DREAM.18 & GLORY 4〜大晦日SPECIAL 2012〜』で開催されるGLORY 4 ヘビー級トーナメントの組み合わせが20日決まった。この日、東京とオランダをネットの生中継で結び、抽選記者会見を開催。組み合わせはセーム・シュルトらランキング8位までの選手をシードし、対戦相手を抽選で決めていく方式で行われた。GLORYスペシャルコメンテーターの武蔵がドロワーを務め、次々とカードが決定した。
 今回のトーナメントでは1回戦と2回戦を2分×3Rで行い、「ベスト・オブ・3」というシステムが導入される。これはラウンドごとにジャッジをオープンにし、2R終了時点で一方の選手が1、2Rを取っていれば3Rは行わず、その選手の勝ちとなるというもの。準決勝は3分×3Rで「ベスト・オブ・3」を採用。決勝は通常の3分×3Rで行い最大2回までの延長で勝負を決する。
 このシステムは序盤からアグレッシブな試合が行われることと、選手のダメージの軽減を狙ってのもの。優勝するためには4試合を戦うことになるため、試合が短時間で終わればそれだけ有利になるとあって、1Rからエンジン全開の戦いが展開される。逆に1R目を取ってしまえば、思わぬ番狂わせが起こる可能性もある。
 東京の会見場には日本から参戦するファビアーノ・サイクロンと羅王丸、オランダの会見場にはシュルトら8選手が出席した。
 ファビアーノは「このシステムは100%KOになるシステムだと思う」、羅王丸は「一気に行く自分に向いているシステム」と虎視眈々と下剋上を狙う。一方シード選手のレミー・ボンヤスキーは「新人選手たちに言いたいのは、たくさん試合をするのでその準備だけはしっかりしてくるようにということ」と、やや余裕を漂わせるコメントを残した。
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