今週の一言 2013.5.10〜2013.5.23

 橋下徹大阪市長の従軍慰安婦に関する一連の発言は海を越え米国でもさまざまな波紋を呼んだ。前後の脈絡を無視し発言を抜粋して叱られてしまうのもなんなんで…。でもひとつだけ抜粋。「沖縄の海兵隊、普天間に行った時に、司令官の方に、もっと風俗業を活用してほしいといったんですよ」(5月13日・退庁時ぶらさがり取材)→町中で一般人相手に暴走するくらいなら、そういうところですませんかい!という理屈は分かるのだが、うまいこと翻訳してもらわないときっと真意は伝わらない、際どい発言。

 共同代表の発言を受け?調子に乗ってしまったのか、日本維新の会の西村真悟衆院議員「日本には韓国人の売春婦がうようよいる」(5月17日・党代議士会)→同日、発言を撤回して離党届を提出。維新の会は18日付で党として除籍(除名)。議員辞職を要求した。究極のKY。

 橋下氏が17日にぶら下がり取材を拒否(20日に解除)したことを受け、小泉進次郎青年局長「私にとっては、いろいろなことを学ばせてもらう修行の場だ。これからもぶら下がってほしい」(5月21日)→どんな局面でも追い風にしてしまうこのセンス。というか“適切なタイミングで適切な発言”という当たり前のことをしているだけなのに目立ってしまう日本の政界って。

 そんな流れっちゃあ流れの中で、日本維新の会の平沼赳夫国会議員団代表「大阪の人はテレビが好きで、すぐ食いつく。それで物議をかもしている」(5月22日・都内ホテルでの講演で)→暗に橋下氏に自重を求める発言。その意図は分からないでもないのだが、一緒にされちゃ他の大阪の人が怒りまっせ。いや、よー知らんけど……。

「自宅に“お持ち帰り”したモデルUと翌日帰宅した夫の中村昌也が鉢合わせした」と報じられた矢口真理。共演者に質問され「多分何かあったんだと思います」(5月21日・レギュラー出演の番組内)→ラブラブ時の「トイレ以外はいつも一緒」の名言が懐かしい。