Jリーグ 来季から12チームでJ3発足決定

 サッカーのJリーグは9日、都内でJ1、J2合同実行委員会を開き、2ステージ制やポストシーズンの導入を含むJ1リーグ戦の大会方式について協議した。結論が出なかったため、40クラブを地域別に4つに分け分科会のような形で議論を進め、9月の実行委で再び協議する。

 クラブ側からは「大会方式変更後のメリットが分かりにくい」「サポーターへの説明が不十分」などの意見が出され、「拙速に進めるべきではない」との見解で一致した。実行委が行われた会場の外では、2ステージ制に反対するサポーターらの姿も見受けられた。

 また16日に開始された理事会では、J2の下部リーグとなるJ3を来季から12チームで発足させることを正式決定した。総当たり3回戦の全33節で行い、シーズン後のJ2との入れ替え方法などは今後協議する。12チームの中にはJ1、J2の22歳以下の若手で構成する「特別参加枠(仮称)」を設けることも検討している。

 J3は現在、J2との入れ替え戦がある日本フットボールリーグ(JFL)内にJリーグ入りを目指すクラブと、プロ志向のないアマチュアクラブが混在する不具合解消のため設立。すでにJリーグ準加盟を承認されたJFLの6クラブと、6月末の期限までに申請したJFL6、地域リーグ7の計19チームが参加を希望しており、今後はJ3ライセンス取得など条件を満たした中から参加チームが決まる。