「大統領執事の涙」監督リー・ダニエルズが来日

20140207a.jpg 2月15日(土)公開の映画『大統領の執事の涙』の試写会が5日、都内の会場で行われ、サプライズでリー・ダニエルズ監督が登場した。同作品は、ホワイトハウスで誰もが知っている歴代アメリカ大統領7人(アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガン)に使えた黒人執事と揺れ動くアメリカ、その時代に翻弄される家族の物語を、実話をベースに描いた、感動のフーマン・スペクタクル作品。

 舞台挨拶に立ったリー監督は初来日となった日本について「日本に来たいと思っていたので、とてもうれしい。日本はみんな優しくて、街がとてもきれい。物腰も柔らかく、リスペクトし合っている。次回はぜひ息子を連れてきて、リスペクトを学んでほしい。初めて日本に来たが、ウィル・スミスら日本に来たことがある人にいろいろ情報を聞いてきた。みんな日本の文化が素晴らしいと言っていたので、いろいろな日本のカルチャーを吸収したい」と念願の来日だったことを告白。また、全米で3週連続第1位を獲得した同作品について「アメリカ初のアフリカ系アメリカ人の小児科医である92歳になるいとこが、この作品を見たあと僕の目を見て"君は私の物語を綴ってくれた。アメリカの歴史を語ってくれた。これは普遍的な物語だ"と言ってくれたことが一番嬉しかった」と語り、「さまざまな映画会社から"誰も見ないよ"と言われパスされた作品だが、受け入れられることが証明された」と作品を世に出す苦労とともに、大ヒットしたことを感謝した。