友香の素 vol.136

映画撮影で「ビョンビョン」「フワッ」
先日、映画『イン・ザ・ヒーロー』の撮影が終わりました。アクションシーンがあったので、年末から共演者の皆さん全員と共に、アクションジムに通って殺陣の練習を開始。木刀、蹴りやパンチ、マット運動などの練習を行いました。

その中でも特殊だったのが、トランポリンや、ワイヤーの練習! 

トランポリンの形は丸で、大きさは直径1メートルくらいのミニサイズ。足を着いてビョンビョン飛ぶ布の部分は、さらに小さくて直径50センチくらい。そこに向かって5メートル程離れたところから走り込み、トランポリンの1.5メートル程手前から踏み切って50センチの布に飛び乗ります。そこにかかった力をトランポリンのバネが跳ね返し、ビョンと飛ぶはずなんですが、身体の動かし方のコツがわかるまでは、体重をトランポリンに上手くかけられない状態なのでバネが受ける力も少な過ぎて、ピョコンっみたいなミニジャンプになったり。コツを掴むと高く飛べて面白いんですけど、それまでが大変でした(笑)。

それから何といっても特殊なのが、ワイヤー。トランポリンは、自分でも地面からジャンプするのでその感覚は元々ありましたが、ワイヤーは空中に浮きます。強いて例えるなら遊園地のブランコみたいな物に座って、スタートするとワイヤーで吊られながら高くまで上がっていって機械がグルグル回って身体が斜めになって風を切って飛ぶ……あれにちょっと似ている感覚! ワイヤーも人力で引っ張ってフワッと身体が持ち上がる場合とコンピューターを使う場合がありますが、ジャンプと違い、当たり前だけど自分の意志で浮く訳ではないので、皆さんの「せーの」の掛け声で浮きます。最初のフワッとなる瞬間は重力に逆らう感じがあって、日常にはないその瞬間の感覚を楽しめるのが、ワイヤーアクションの醍醐味かもしれません。

ワイヤーで吊られるなんて、なかなかないことだけに印象深い作品になりそうです。
黒谷友香:女優。1975年生まれ。出演映画『イン・ザ・ヒーロー』(主演:唐沢寿明/監督:武正晴)が今秋公開予定。