何百年も続く呪いの果てに…。奇跡のミステリーここに完結!!

『弔い花 長い腕Ⅲ』川崎草志

 累計36万部のヒットとなった「長い腕」シリーズ完結編。家の歪みが末代まで祟り、最先端のネット社会にまで影響を及ぼす『長い腕』、かごめ唄に隠された謎と呪いが現代によみがえる『呪い唄』。そして今回、曼珠沙華=弔い花が手向けられたのは一体誰なのか? 江戸の末期に四国の早瀬村で宮大工をしていた喜助は、あることをきっかけに村の者たちから壮絶ないじめを受け、一家心中に見せかけ殺されてしまう。その中で唯一生き残った幼い息子は成長し、やがて名棟梁として名を馳せる。彼は晩年、故郷の早瀬村に戻り、復讐のために密かに呪いを張り巡らせるのだが…。そして現代。早瀬村の旧家で、東屋敷の一人娘が殺害されるという事件が起きた。それは喜助の息子による呪いの罠なのか? またそこから発生するネットを中心とした暴動なども、時を超え巧妙に張り巡らされた呪いの連鎖なのか?



【著者】川崎草志【定価】本体600円(税別)【発行】KADOKAWA