サッカーW杯アジア2次予選へ向けハリルジャパン25人発表
サッカーの国際親善試合「キリンチャレンジカップ2015 日本代表vsイラク代表」(6月11日、日産スタジアム)と「2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選 日本代表vsシンガポール代表」(6月16日、埼玉スタジアム2002)の日本代表メンバー25人が1日、発表された。
会見ではハリルホジッチ監督は3月に行われた初めての代表発表時のように、ひな壇から立ち上がるとスクリーンに歩み寄る。選手を発表する前に、就任以降に監督以下全スタッフで視察した試合数と内訳を発表。それによると、試合会場ではJリーグ116試合、ナビスコ杯28試合、アジア・チャンピオンズリーグ24試合、欧州リーグ3試合の171試合。映像で349試合のトータル520試合にも上る。監督自身、「日本に着いてからJ1、J2、J3を含めて116試合見に行きました」という。
そして今回も一人ひとり解説を加えながらメンバーを発表した。メンバーはGK4人、DF8人、MF6人、FW7人の25人。
本田圭佑、香川真司、岡崎慎司、長谷部誠といった海外組の常連に加え、宇佐美貴史、武藤嘉紀といった国内組が名を連ねた。そんななか原口元気が約2年ぶりに招集。また代表候補合宿に招集されていたDF丹羽大輝とMF谷口彰悟が代表初選出となった。前回選出されたMFの今野泰幸とFWの永井謙佑、乾貴士らは選に漏れた。
ハリルホジッチ監督の選手選考は「コンディション」「クラブで試合に出ているか」「国内、海外にこだわらない」というのが特徴。
会見でも「日本でプレーしている人にチャンスがないという状態は作りたくない。海外でやっているからといって、自動的に日本代表に入るということもやりたくない」と改めて語った。
しかし川島と酒井高については「川島はプレーしていない。ただ、今回は彼がどんな状態かを見てみたい。高徳もプレーしていない。それは国内組のサイドバックを見たけれども、高徳よりもパフォーマンスがいい選手を今は見つけていないだけ。ただ、もし明日、高徳よりもいい選手を見つければ、すぐ呼びます」としたうえで「日本代表は誰にも保証されていない。全員が戦わなければいけない。そういうことも含めてミニ合宿を国内組だけでやりたい。競争心を海外でやっている人たちにも見せたい」と語った。
GK
川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
東口順昭(G大阪)
西川周作(浦和)
権田修一(FC東京)
DF
丹羽大輝(G大阪)
長友佑都(インテル・ミラノ)
槙野智章(浦和)
森重真人(FC東京)
太田宏介(FC東京)
吉田麻也(サウサンプトン)
酒井宏樹(ハノーファー)
酒井高徳(シュツットガルト)
MF
長谷部誠(フランクフルト)
香川真司(ドルトムント)
清武弘嗣(ハノーファー)
山口蛍(C大阪)
谷口彰悟(川崎)
柴崎岳(鹿島)
FW
岡崎慎司(マインツ)
本田圭佑(ACミラン)
川又堅碁(名古屋)
大迫勇也(ケルン)
原口元気(ヘルタ・ベルリン)
宇佐美貴史(G大阪)
武藤嘉紀(FC東京)