大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)第51回 糠漬けは、人生だ!

『キキマス!』でアシスタントをしてくれている東島衣里(えり)アナウンサーが、お手製の糠漬けを番組に持ってきてくれました。これまでもいろんなものを作ってきてごちそうしてくれて、どれもなかなかおいしくいただいたんですが、この初めての糠漬け…! しょっぱい! 正直、食べられたものじゃありませんでした……。

なぜ衣里ちゃんが糠漬けを始めたかというと、あるリスナーのメールがきっかけです。その日(8月4日放送)はストレス解消法をリスナーから寄せてもらっていたんですが、そのなかにあったのが、この「糠漬けの感触やにおいに癒されます」というメール。そしたら、「糠漬けをやってる人は、何をしていても、糠をかき回すために毎日家に帰る」だとか、「糠床は同じ人がかきまぜないと味が変わる」だとか、マキタスポーツくんと盛り上がってね。衣里ちゃんも興味を持ってたそうで、やってみようよってことになったんです。

 それで、しょっぱい糠漬けになったわけです。この話を番組の冒頭でしたらね、すごかったですね、リスナーからのメールが。止まらない、止まらない。「しょっぱくなった糠漬けは細かく刻んでミョウガを添えて、お茶漬けにすればいいよ」だとか、「捨て漬けはしましたか」だとか、「最初は安定しないから…」なんていうアドバイス、「頑張ってね!」っていう応援メッセージまで。それはもう、すごかった。

 番組でも話したけど、あまりのすごさに自分も糠漬けやってみようかななんて気分になっちゃいました。いただいたメールを読みながら思っちゃったんだもの、糠床って人間っぽいなって。例えば、衣里ちゃんの漬けた時間についても「そのくらいでいい」とか「もう少し短く」だとかアドバイスが全然違うし、糠床の育て方についてもクギを入れるとかクギは危ないからパチンコ玉を入れてるだとか、焼いた鮭の皮や骨を入れているだとか、家庭ごとにやり方が違っている…。選択肢がたくさんある感じ、人の人生にいろんなものが詰まっているのと似ているなあって。糠床の一部を交換して育てていったりもするんでしょう? なんか、それって、なんか結婚ですよ。そこでつけられていく、きゅうりやにんじんを思ったらさ…。これ、1人では生きていけないってことを示してるんじゃないのなんて思ったり。これはもう、自分でもやってみたいという気持ちになりますよ。

 たくさんのアドバイスを受けて、衣里ちゃんはこれからも糠漬けに精進していくそうです。……楽しみですね。
kikimasu.jpg大地洋輔との本格派漫才コンビ・ダイノジで活躍。個人でリポーターや司会、DJ活動なども行う。1972年生まれ。
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