3・13「WRESTLE-1」KAIがハヤシを強引に同士扱い? 火野が2度目の防衛

戸惑いを隠せないハヤシ(撮影・柄本まなみ)
 前回の後楽園大会で因縁が勃発したKAIとカズ・ハヤシがシングルで対戦。入場時からセコンドの翔太、三富政行とぎくしゃくした空気を醸し出していたKAIは試合中、「抑えとけ」という自らの指示通りに動けなかった三富と「抑えとけって言ったろ!」「抑えてたでしょ」とド付き合いを始める始末。リング上での技の攻防は見ごたえがあった2人の戦いだったがKAIが“自由な戦い”に固執するあまり、うまくフィニッシュにはつながらない。そんなすきを突いたハヤシが巻き投げ固めで3カウントを奪った。

 試合後「おまえの戦い方は間違っている。目を覚ませ」というハヤシだったが、KAIは「間違ってない」の3連発から「今までは会社の敷いたレールに乗っかっていた。でももうそんなのは嫌だ。俺は俺が敷いたレールの上を走る」と感情を吐露。ハヤシがついつい「感情をぶつけ合いたい。そういう意味では面白かったけど…」と不用意に口にした言葉尻をとらえるやKAIは「面白いって言った! 一緒にやりましょう!」と強引にハグするや、揃って退場。
 試合後の会見でも「違うんだ」となんとか否定しようとするハヤシだったが、ここでもKAIは「ありがとうございます!」と一方的に共闘宣言。そして「自由な戦いってなんだ? ルチャリブレですか? 俺はメキシコデビューだ。カズさんだって…」(KAI)、「俺は自由な戦いは好きだ。そして感情をぶつけ合える試合がしたい」(ハヤシ)といまいちかみ合ってはいないものの、KAIは強引にハヤシの手を引いて控室に消えていったのだった。