松本が1RKOで初防衛、斎藤は復帰戦でKO勝ち【3・25修斗】

松本(左)が岡野をケージに詰めパンチの連打(撮影・荒木理臣)
松本が王者の貫禄

 プロフェッショナル修斗公式戦(3月25日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「世界ライト級チャンピオンシップ」で王者・松本光史が岡野裕城を1R3分7秒、KOで下し初防衛に成功した。

 試合はともにジャブとローで出方をうかがう中、松本が一気に踏み込んで右ストレートをクリーンヒット。腰を落とした岡野は体勢を立て直したものの、ケージに詰められ、松本がパンチとヒジを連打したところでレフェリーが試合を止めた。

 松本は試合後のマイクで「修斗ファンの皆さん、今日はどうでしたか? 今日偉大なチャンピオンの先輩の一人が引退しました。田村(彰敏)選手お疲れ様でした。歴史あるベルトを巻いているチャンピオンとして、僕は次のステップに進みたいです」とアピールした。
川名(右)の左フックがさく裂(撮影・荒木理臣)
環太平洋王者の川名が韓国のテホに判定勝ち

 この日はタイトル戦のほかにライト級の試合が3試合組まれた。同級環太平洋王者の川名雄生は韓国のジン・テホと対戦。3-0の判定で川名が勝利を収めた。

 テホの長いリーチからの打撃になかなか自分の距離に持ち込めない川名だったが、パンチをかいくぐってはタックルを決め、何度もテイクダウンに成功。しかしテホはグラウンドでもその長い手足を利して、川名に攻め込ませない。川名ははっきりとしたダメージこそ与えられなかったもののポジションをキープし攻め続け、判定は2人が30-27、1人が29-28の3-0で川名が勝利を収めた。
【写真上】大尊(左)が豪快な打撃で試合をリードした【写真下】キャリアで勝る鈴木を一本勝ちで仕留めたキャプテン☆アメリカ(撮影・荒木理臣)
ライト級戦線は大尊とキャプテン☆アメリカが勝利

 元環太平洋王者の大尊伸光とABの試合は大尊が3R3-0の判定で勝利を収めた。極めの強いABに対し、大尊は打撃で勝負。力んでしまいなかなかクレーンヒットしないものの、手数とパワーでABを削っていく。大尊のプレッシャーが強くなかなか組み付けないABは3R終盤になってやっとテイクダウンに成功したが時すでに遅し。大尊がしのぎきり、判定は2人が30-27、1人が30-26の大差で大尊が勝利を収めた。

 また元パンクラス王者の鈴木槙吾が昨年の新人王でMVPのキャプテン☆アメリカと対戦。アフリカが1R1分25秒、アームバーで一本勝ちを収めた。

 アフリカは1R開始早々にパンチから組みつき首投げでテイクダウンを奪うと袈裟固めにがっちり固める。鉄槌、パンチを落とし続けるが、鈴木は必死の防御でしのぐ。ならばとアフリカが袈裟に固めた左腕をグイッと絞り上げ、アームバーで一本勝ち。

 アフリカは「チャンピオンクラスと戦いたい」とアピールした。
斎藤はグラウンドでのパウンド、ヒジで相手を圧倒(撮影・荒木理臣)
斎藤裕が試合終了間際にKO勝ち

 セミファイナルではフェザー級世界王者・斎藤裕がフィリピンのドレックス・ザンボアンガを相手に約11カ月ぶりの復帰戦に臨み、3R4分58秒、KOで復帰戦を飾った。

 斎藤は1Rからタックルからのテイクダウンを難なく決め、パウンド、鉄槌、ヒジでザンボアンガを削り続ける。

 しかしザンボアンガは固いガードでしのぎ斎藤に決定打を許さない。すきを突いては立ち上がり、斎藤はその度に攻撃をリセット。ザンボアンガは攻め込まれながらも3Rには下から三角絞めを狙う動きを見せるなど斎藤を手こずらせる。このまま判定かと思われたが、斎藤は3R後半、テイクダウンからパウンド、ヒジの連打。しのぐザンボアンガになおもヒジを落とし続け、レフェリーが試合終了間際についにストップをかけた。
箕輪が新井を圧倒(撮影・荒木理臣)
インフィニティリーグで箕輪が新井を圧倒

 今年はストロー級で開催されているインフィニティリーグで箕輪ひろばと新井丈が対戦。

 箕輪が2R45秒、スリーパーホールドで勝利を収めた。箕輪は1Rからタックルでテイクダウンを奪うやマウントに移行しパウンド、鉄槌で新井を削る。ピンチを迎えながらもすきを突いては立ち上がり脱出する新井だが、箕輪はその度にタックルでテイクダウン。ラウンド終盤には腕十字固めを決めるが、新井はタイムアップまで我慢。1Rを乗り切る。しかしダメージの大きい新井に箕輪は2R開始早々、タックルを決めテイクダウン。バックに回るとスリーパーホールドをがっちり。パンチで脱出を図る新井だったが、箕輪がグイッと絞めあげると失神。レフェリーが試合を止めた。箕輪は2Rでの一本勝ちで勝ち点3を獲得した。