村田夏南子が覚醒の2連続一本勝ち【8・12 RIZIN.12】

村田の肩固めががっちり

村田夏南子がアンジェラ・マガーナに2R一本勝ち
「RIZIN.12」(8月12日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で村田夏南子がアンジェラ・マガーナと対戦し、2R3分53秒、肩固めで一本勝ちを収めた。

 村田は1R、打撃の探り合いから組みつくとテイクダウンに成功。グラウンドでコントロールして、マガーナにパンチを落としていく。なんとか立ち上がるマガーナだが、村田はすぐにグラウンドに戻してはパンチで削っていく。

試合後は「もっと強くなります」とアピール

 2Rも打撃の攻防から難なくタックルを決めるとテイクダウン。サイドを取ると肩固めの体勢に。マガーナは村田の首を抱え防御するも、村田がマウントに移行すると肩固めががっちり決まり、マガーナはタップするしかなかった。

 村田は今年5月の「RIZIN.10」のランチャーナ・グリーン戦に続いての一本勝ち。ついに覚醒モードに入った雰囲気となった。

打撃ではヤングが圧倒

KINGレイナはケイトリン・ヤングに判定負け
 KINGレイナは北米女子総合格闘技のパイオニア的な存在であるケイトリン・ヤングと対戦。3-0の判定で敗れた。

 7月にシュートボクシング(SB)に参戦するなど、今年は打撃に磨きをかけるレイナは1R、軽快なステップから右フックをヒット。腰投げでテイクダウンに成功するもヤングはすぐに立ち上がると、逆に打撃でレイナを後退させる。ヤングは右ハイキック、右ストレートで追い討ち。手数の減ったKINGにさらに右ハイを決めて、なおもジャブとローで追い込んでいく。

 2R以降も打撃ではヤングが優勢。レイナはヤングの周りを回り、チャンスをうかがうが、ヤングは機先を制し、レイナを追い込みパンチを放っていく。

テイクダウンを奪われても巧みな動きでピンチを脱したヤング

テイクダウン奪うもコントロールしきれず
 ならばと片足タックルでテイクダウンに成功したレイナはチョークスリーパーを狙うが、ヤングは巧みに体勢を向き直し、パウンドで脱出。なかなかレイナはなかなかペースをつかめない。

 レイナは3Rも序盤に投げでテイクダウンに成功するも、ヤングはその勢いを利用してすぐに立ち上がり、スタンドでの打撃戦に持ち込む。ラウンド終盤、レイナは再びグラウンドに持ち込みチョークを狙うが、ヤングの防御が固く、決めきれないまま終了のゴングとなった。

「RIZIN.12」(8月12日、愛知・ドルフィンズアリーナ)
◆第12試合[RIZIN MMA 特別ルール:5分3R/インターバル60秒(70.0kg)]
●矢地祐介(2R2分32秒、KO)ルイス・グスタボ◯

◆第11試合[RIZIN MMA 特別ルール:5分3R/インターバル60秒(61.0kg) ※肘あり]
◯元谷友貴(2R4分32秒、チョークスリーパー)祖根寿麻●

◆第10試合[RIZIN MMA 特別ルール :5分3R/インターバル60秒(77.0kg) ※肘あり]
◯ストラッサー起一(1R4分59秒、肩固め)住村竜市朗●

◆第9試合[RIZIN 女子 MMA ルール:5分3R/インターバル60秒(65.0kg) ※肘あり]
●KINGレイナ(判定0-3)ケイトリン・ヤング◯

◆第8試合[RIZIN キックボクシングルール:3分3R/インターバル60秒(59.0kg)]
◯内藤大樹(2R1分53秒、TKO)般若HASHIMOTO●

◆第7試合[RIZIN MMA 特別ルール :5分3R/インターバル60秒(66.0kg) ※肘あり]
◯日沖発(1R3分45秒、TKO)朝倉未来●

◆第6試合[RIZIN MMA 特別ルール: 5分3R/インターバル60秒(120.0kg) ※肘あり]
ロッキー・マルティネス vs. 侍マーク・ハント

◆第5試合[RIZIN キックボクシングルール:3分3R/インターバル60秒(65.0kg)]
◯海人(30-28、30-29、30-29)小川翔●

◆第4試合[RIZIN 女子 MMA ルール:5分3R/インターバル60秒(53.0kg) ※肘あり]
◯村田夏南子(2R3分53秒、肩固め)アンジェラ・マガーナ●

◆第3試合[RIZIN キックボクシングルール: 3分3R/インターバル60秒(59.0kg)]
◯Ryuki(判定3-0=30-28、30-27、30-28)直也●

◆第2試合[RIZIN キックボクシングルール: 3分3R/インターバル60秒(70.0kg)]
◯松倉信太郎(2R2分32秒、KO)奥山貴大●

◆第1試合[RIZIN キックボクシングルール: 3分3R/インターバル60秒(53.0kg)]
◯瀧谷渉太(判定3-0=28-25、28-26、28-25)佐藤執斗●