1人2役の東出昌大、自分に近いキャラは「一緒にいてはいけない男」

唐田えりか
 同じ顔をした相手との恋愛を通して、人は人をなぜ愛するのかを問う物語。自身の恋愛観や失恋経験について質問されると、ややたじろぐ男性陣。両親が会場に来ているという監督は「両親の前で恋愛観を語るというのも…(笑)。原作から愛を教わり、こんな映画を作ってみました」と原作への共感を語り、渡辺大地は「顔が同じという恋愛をしたことはないですが、この人のこの感じが忘れられないというような、幻影のような感覚はあるなと思います。そういうものを追ってしまうところが男にはあるかも…。でも最近“振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない”という寺山修司の詩を読んで、忘れられないとか言っていてはダメだな、と(笑)」と自省。一方「朝子の行動は理解できないけど、今の時代、本能に赴くまま突き進むことも大切なのかもしれない」という瀬戸康史。司会から失恋経験を問われると「ありますよ。中1から付き合っていた彼女が本能の赴くままに行動した結果フラれまして“神さま、なぜこんな仕打ちを!”と壁を叩いた経験があります」と赤裸々に明かし、会場も爆笑。逆に「朝子の行動は理解できる」という東出は「僕は付き合ってからフラれたことは無いけど、告白してフラれたことはあります」と明かした。