武居由樹 今夏の猛暑は「プールでガンガン」【9・24 K-1】

公開練習を行った武居

約半年の充電期間でパワー&スタミナアップ
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~初代クルーザー級王座決定トーナメント~」(9月24日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)に出場するK-1スーパー・バンタム級王者・武居由樹が9月8日、東京都内で公開練習を行った。

 武居は2分間のボクシングスパーを披露。所属するパワーオブドリームの古川誠一会長の持つミットに多彩なパンチをハイスピードで叩き込み、練習後の会見で「いつも通りいい感じ。バッチリです」と振り返るように、順調な仕上がりを見せた。

 武居は3月の「K’FESTA.1」で久保賢司にKO勝ちして以来の試合となるのだが、「いつでもできるように用意はして来た。この間の練習でパワーがついたように思う」と言うようにパンチもパワーあふれるもの。同時にジム恒例の夏合宿は今年は2回行い、千葉の海で徹底的に走りこんでスタミナも万全のよう。

 この夏合宿については「毎年、この時期は憂鬱(笑)。でもいつも一緒にいる会長とだし、よく考えたら普段とやってることは変わらない。足立区が千葉になったってだけかも…」と振り返った。

 また今夏は記録的な猛暑だったのだが、「夏はプールでガンガン泳いだ。夏休みはジムに子供たちがたくさん来るので、朝練の後に二部練みたいな感じで、みんなでプールに行った(笑)」と猛暑対策も兼ねた水泳もパワーとスタミナアップにつながったもよう。

スピードも威力もピカイチのパンチを連発

「やりにくそうな相手」と言いつつ「分かりやすく倒す」
 武居は今大会ではフランスの19歳、アクラム・ハミディとスーパーファイトで対戦。ハミディについては「映像を見る限りでは強そう。動き方が変則というわけではないが、リーチが長くてやりにくそうないい選手」と警戒しながらも「分かりやすく倒して、“面白い試合だった”ではなく、“武居がすごかった”といわれる試合をしたい。一方的に勝ちたい」と話した。

 これは目標とする来年の「K’FESTA.2」でのメーン獲りを見据えてのもの「一番目立つ勝ち方で盛り上げて、試合でしっかり見せて、“メーンはやっぱり武居だな”と言われるように頑張りたい」と続けた。

 ここでも圧勝となるといよいよ対戦相手に困る状況となりそうだが、今後については「海外にはまだ強い選手がいっぱいいる。“タイの強豪”とかいわれる選手や現役チャンピオンとやっていきたい」などと話した。

練習後はいつもの人懐っこい笑顔を見せた武居