メイウェザーが3つのダウンを奪い天心にTKO勝ち【12・31 RIZIN.14】

メイウェザーは那須川から3ダウンを奪う
1R2分19秒で夢の対決は終了

「RIZIN.14」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメーンイベントで行われたフロイド・メイウェザーvs那須川天心のスペシャルエキシビションは1R2分19秒、メイウェザーが3度のダウンを奪ってTKO勝ちを収めた。

 1R、那須川は果敢にパンチを出すが、メイウェザーはがっちりガード。那須川の左ストレートが顔面をとらえると会場が大きくわく。しかしこれで闘志に火が付いたか、メイウェザーは 当初は那須川のパンチを3分×3Rかわし続けると思われたのだが、一気に猛攻をかける。まず左フックで最初のダウンを奪う。これで大きなダメージを食らった那須川は立ち上がったもののダメージが大きく、右ボディーからの右フックで2回目のダウンを取られると最後は左フックで3度目のダウン。足元がおぼつかないない那須川を見て、レフェリーが試合を止めた。
天心の左ストレートがヒット
左ストレートでメイウェザーが本気に?

 那須川は試合後の会見で「いろいろ初めてのことばかりで…いい経験になりました。悔しかった。本気でいけると思っていたんで。こんなにも悔しいことはないです。メイウェザー選手は最初は舐めているというか、笑っていたがストレート1発入ったらすごいプレッシャーかけてきて、正面のストレートを打ってきた。それをガードしたんですけど、気を取られていたら次にこの辺(右側頭部)を打たれてしまった。スリップ気味だったんですけど、頭がグワングワンして立とうとしてもなかなか立てなかった」

 メイウェザーについては「エキシビジョンなんで、負けとはならないですけど、心には一生残る。その気持ちを忘れずに、これからも頑張っていきたい。メイウェザー選手は3R避けてくるかと思ったら本気で倒しにきてくれた。自分はどんなにピンチになっても倒せると絶対下がらずに、勇気を持って戦うつもりで最初からいたので、勝ちたかった」
会見に臨んだ天心
「普段の態度は真似したくない!」

 いつもやっているキックボクシングとの違いについては「ボクシングだからというわけではないがプレッシャーがものすごかった。最初は舐めた感じでしたが、ちょっと打とうとするだけで全部フェイントして来るし、余裕っぽくしていて全然そういう感じではなかったし、一流だと思った。今までもらったパンチとは全然違った。これ以上、こんな強いパンチは無いと思う。もう怖いものない」と話した。

 また会見の序盤は「試合前にはメイウェザー選手にムカついていましたが、戦ってみたらまあ、いい人というか」と話したものの、徐々に今までの緊張がほぐれてきたのか「メイウェザー選手の技を盗めたかなと思う。やられたことは絶対忘れないんで。それを全部吸収して、やられたことを他の選手にやってやろうかと思う。それは相手のフェイントの仕方だったりポジショニング、ジャブの打ち方、パンチの打ち方、そういうもの。マネっていうか、盗もうと思う。でも、ボクシングの技術だけで普段の態度は真似したくない!」とこの振り回された2カ月弱にピリオドを打った。
メディアの取材中にカウントダウンを迎えた
メイウェザー「これから天心選手には頑張っていってほしい」

 一方のメイウェザーは「メディアの皆様、日本の皆様、ファンの皆様、ありがとうございます。これはエンターテインメント、私としては、人を楽しませたいということで来た。彼は素晴らしいチャンピオンで若いライオンです。まだ成長する余地があります。これは記録には残りません。今後もがんばっていただきたいです。私と一緒にリングに上がってくれた天心選手に感謝します」などと那須川を称えた。そして「コンタクトスポーツはいい時もあれば悪い時もあり、一生懸命やることが大切。これから天心選手には頑張っていってほしいと思います」と続けた。
「RIZIN.14」(12月31日15時開始、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)
◆第14試合「スペシャルエキシビション」66.7kg 3分3R
〇フロイド・メイウェザー・Jr(米国)(1R2分19秒、TKO)那須川天心(TARGET/Cygames)●

◆第13試合「RIZINバンタム級タイトルマッチ」RIZIN MMAルール:5分3R/61.0kg
〇堀口恭司(アメリカン・トップチーム)vsダリオン・コールドウェル(米国/ALLIANCE MMAA)●

◆第12試合「RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ」RIZIN 女子MMAルール(ヒジあり):5分3R/49.0kg
●浅倉カンナ(パラエストラ松戸)vs浜崎朱加(AACC)〇

◆第11試合 RIZIN MMAルール(ヒジあり):1R10分・2R5分/93.0kg 
〇イリー・プロハースカ(チェコ/Jetsaam Gym Brno)vsブランドン・ホールジー(米国/HB Ultimate)●

◆第10試合 RIZIN 女子MMAルール(ヒジあり):5分3R/102.5kg
〇ギャビ・ガルシア(ブラジル/Aliance jiu jitsu/Team Gabi Garcia)vsバーバラ・ネポムセーノ(ブラジル/Team Big G)●

◆第9試合 RIZIN MMAルール(ヒジあり):5分3R/70.0kg
●ダロン・クルックシャンク(米国/Michigan Top Team)vsダミアン・ブラウン(オーストラリア/INTEGRATED MMA)〇

◆第8試合 RIZIN 女子MMAルール:5分3R/51.0kg
●長野美香(CORE王子豊島)vs山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE 22)〇

◆第7試合「宮田和幸引退試合&山本“KID”徳郁メモリアルマッチ」RIZIN MMAルール(ヒジあり):5分3R/65.0kg
〇宮田和幸(BRAVE)vs山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)●

◆第6試合 RIZIN MMAルール:5分3R/70.0kg
●矢地祐介(KRAZY BEE)vsジョニー・ケース(米国/MMA LAB)〇

◆第5試合 RIZIN MMAルール(ヒジあり):5分3R/60.0kg
〇元谷友貴(フリー)vsジャスティン・スコッギンス(米国/REVOLUTION MIXED MARTIAL ARTS)●

◆第4試合 RIZIN MMAルール(ヒジあり):5分3R/59.0kg
〇佐々木憂流迦(Serra Longo Fight Team)vsマネル・ケイプ(アンゴラ/AKA Thailand)●

◆第3試合 RIZIN 女子MMAルール(ヒジあり):5分3R/57.0kg
●真珠・野沢オークレア(米国/フリー)vsヤスティナ・ハバ(ポーランド/Gracie Barra Rzeszow)〇

◆第2試合 RIZIN MMAルール:5分3R/70.0kg
●大尊伸光(総合格闘技津田沼道場)vsトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)〇

◆第1試合 RIZIN 女子MMAルール(ヒジあり):5分3R/49.0kg
RENA(シーザージム)(中止)サマンサ・ジャン・フランソワ(フランス/SAUSSET FIGHT TEAM)