増田明美氏「パラマラソンでも頑張る選手たちに沿道から声援を送ってほしい」

選手の立場からコースについて語る西田
西田は選手の立場から「まだ走れるか決まっていないがワクワク」

 西田は実際に走る立場から「スタート、ゴールがオリンピックと同じというのが選手としては一番モチベーションが上がると思う。今回、私の車いすマラソンのレースでいうと、スタートとゴール付近が下りと上りのポイントとなってくる。スタートが下り坂で50~60キロというスピードで駆け抜けていくことになる。そして中盤は東京の名勝を走り、いろいろなコーナーもあるので、選手同士の駆け引きの魅力も感じてもらえる。そしてゴール付近になると上り坂。一生懸命ハンドルを叩く姿を近いところで皆さんに感じてもらえるのではないかと思う。私はまだ走れるか決まっていないんですが、今のうちからワクワクしています」と語った。

 今回、スタート時間が7時となっているのだがそれについても西田は「7時スタートは特に早いとは感じていない。他の海外のレースでも7時スタートはあった。車椅子マラソンに限ってになるかもしれないが、スピードがある分、風を受けたりするので暑さの影響は意識はしていない」と話した。

 また4月28日にロンドンで開催される「2019 WPAマラソン世界選手権」に出場する西田は「世界選手権で4位以内というのが東京パラリンピックの推薦条件なので、4位以内を目指して走りたい」と決意を述べた。
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