加藤虎於奈が木村“フィリップ”ミノルへの挑戦をアピール【12・15 K-1 KRUSH】

瓦田(右)が稲垣にKO勝ち(撮影・小林郁人)

瓦田が稲垣を1RKOで返り討ち


 ライト級戦で瓦田脩二と稲垣柊が対戦し、瓦田が1RKOで稲垣を返り討ちにした。

 瓦田はライト級のホープと期待されつつも、今年は3月に川﨑真一朗にKO負け、7月の日中対抗戦に抜擢されたものの判定負けで2連敗を喫するなど足踏み。対する稲垣は「格闘代理戦争」で頭角を現し、9月のK-1 KHAOS NIGHTでのデビュー戦ではプロのキャリアで勝る選手を相手にKO勝ちを収め、今回、KRUSHの本戦に抜擢された。

 若い選手の突き上げにうかうかしてはいられない瓦田。序盤こそ、やや力みが見られ稲垣のパンチをもらう場面もあったが、徐々に盛り返すとラウンド終盤、カウンターの右ストレートから追撃の右ストレートをヒットしダウンを奪う。稲垣はそのまま立ち上がれず、瓦田が復活のKO勝ちを収めた。

 瓦田は試合後のマイクで「対戦相手の稲垣選手、応援に来てくれた方、しんどい時に支えてくれた(梶原)龍児さん、本当にありがとうございます。自分の力じゃなくいろんな人の支えがあってここまで来たので、なんとしても勝たないといけなくて、勝ててよかったです。今年に入って(剣闘士)俊さんが引退することになって、チームをまとめていくよう龍児さんに言われて、自分の力でできるかと思ったのですが、プロに上がってきた選手たちが勢いをつけてくれて、連勝を重ねることができました。いま福岡のK-Jeeさんや朝久兄弟が盛り上げてくれているんで、福岡でやる時は自分も選ばれるように頑張っていきます」とアピールした。