田中将斗が“荒鷲2世”坂口征夫を破りKO-D無差別級王座V3。試合後、樋口和貞と視殺戦【DDT】

勝負を決めたのは田中のスライディングD
試合後、“挑戦剣”を持つ樋口和貞(左)が現れ、田中と視殺戦

田中は「次のさいたまSAまでベルト守る!」


 勝ちどきを上げた田中の前には、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催見合わせとなった「さいたまスーパーアリーナ大会」(6月7日)での“挑戦剣”を持つ樋口和貞(31)が現れ、しばし視殺戦を展開した。

 田中は「次はアイツが来るんか? 誰が来るとか関係ない。さいたまSAはできへんかった。次いつやるのか知らんけど、ベルトを守ったら、そこのメインに上がれる。相手は誰でもいい。次のさいたまSAまで、オレがベルトを持ってる!」と宣言した。

 バックステージで田中は「さいたまSAのメインに立つのは簡単な目標じゃない。こういう形でできないのは悔しい。いつかさいたまSAのリングに戻ってくると思うんで。オレも2周、3周して、守り通したら、そこにいく。難しいかもしれないけど。どえらいのがくるかもしれないし、順番で来るかもしれんけど、守り通す。(坂口は)一つひとつの技が重いし、自分にないものを持ってる。チョーク(スリーパー)決められたときは一瞬ヤバいと思った」と防衛戦を振り返り、王座死守を誓った。

 敗れた坂口は「倒れてないと思ったけど、ダメでした。DDT、イラプション、お客さんのみんな、すみませんでした。あとは樋口、オマエに託す」とガックリ肩を落とした。

 樋口は「イラプションとして、(目標を)果たせなかった。(坂口の)敵討つのは自分。挑戦して、田中を倒す。やってやります」とコメントした。

 すると、ここで前大会で樋口に“挑戦剣”を奪われた遠藤哲哉(28)が現れ「絶対獲り返してやる」とアピール。“挑戦剣”を狙う遠藤の動きからも目が離せない状況となった。

 DDTでは5月2日から23日まで、4週連続で土曜の午後7時から「DDT UNIVERSE」で「DDT TV SHOW!」を配信中。次回は5月16日に「♯3」が配信される。
「DDT TV SHOW!#2」(5月9日、DDT TV SHOWスタジオ)
◆オープニングマッチ 30分一本勝負
●赤井沙希&渡瀬瑞基(9分24秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド)安納サオリ○&納谷幸男

◆第2試合 30分一本勝負
●ヨシヒコ(11分27秒、体固め)彰人○

◆第3試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権4WAYマッチ~1人だけ時間差入場ルール 30分一本勝負
〈王者〉○男色ディーノ(6分3秒 体固め)中村圭吾●〈挑戦者〉
※男色ドライバーで第1479代王者が防衛に成功。残る2人の挑戦者はHARASHIMAと高尾蒼馬

◆第4試合 30分一本勝負
○竹下幸之介(11分13秒、オクラホマロール)伊橋剛太●

◆セミファイナル ハードコアマッチマッチ 30分一本勝負
○クリス・ブルックス(20分43秒、体固め)勝俣瞬馬●
※プレイングマンティスボム・オン・ザ・テーブル

◆メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉○田中将斗(13分2秒 TKO勝ち)坂口征夫●〈挑戦者〉
※レフェリーストップによる。第74代王者が3度目の防衛に成功。
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