日本女子ソフトボールリーグ 豊田自動織機『満開の笑顔』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:西村尚己(2020年9月5日 日本女子ソフトボールリーグ 豊田自動織機vs太陽誘電)
新型コロナの影響により約半年遅れで開幕した日本女子ソフトボールリーグ。

9月5日、6日に行われた開幕節には神奈川県の大和スタジアムに全12チームが集結して熱戦が繰り広げられた。

炎天のもと、さらにゲリラ豪雨にも見舞われた2日間で全6試合の撮影はハードなものとなったが、
縦横無尽にグラウンドを駆け回る選手たちの姿は、コロナ禍で沈みがちな私の心に勇気と希望を与えてくれた。

それを象徴する私のベストショットは1日目の第2試合、豊田自動織機シャイニングベガと太陽誘電ソルフィーユの一戦でのワンシーンだ。

3回裏、1点を追うシャイニングベガの先頭打者、金田汐央里が左中間へ同点のソロホームランを放った。

笑顔でダイヤモンドを1周した金田を待っていたのは、チームメイトからの祝福だ。

ベンチ前では黄色い歓声とともに“満開の笑顔”が背番号20を包みこんだ。

コロナ禍の鬱憤を吹き飛ばすような爽やかでキュートな笑顔。

一瞬その光景は春を待ちわびていた“満開の桜”のように思えた。

まだまだ気が早すぎる。

しかし少しずつ春が近づいていることは確かだ。


■カメラマンプロフィル

撮影:西村尚己

1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも、どうしてもプロの世界で挑
戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか

★インスタグラム★
https://www.instagram.com/naoki_nishimura.aflosport/
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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