引退の裕樹が改めて那須川天心に感謝の言葉「天心、ありがとう」【RISE】

試合を終えて笑顔で2ショットの裕樹(左)と那須川天心

「世界一を肌で感じることができて、すごく楽しい瞬間だった」


「RISE DEAD OR ALIVE OSAKA」(11月1日、大阪・エディオンアリーナ大阪・第1競技場)の一夜明け会見が11月2日、大阪市内で開催された。

 メインイベントで対戦した那須川天心(TARGET/Cygames)と裕樹(ANCHOR GYM)が改めて前日の試合を振り返った。

 この試合を持って現役引退となった裕樹は「世界一を肌で感じることができて、すごく楽しい瞬間だった。引退したから反省しても意味はないが、夜中に嫁さんと話していて“もうちょっとできたんちゃうかな?”って言ったら“あんた、まだ続けるの?”って言われた。心はいつもファイターなんですよね。終わったら“もうちょっとできたんじゃないか?”とか“このパンチ、もらわずに返せたんじゃないか”“ここでローが打てたんじゃないか”とか反省している自分も面白かった。そう思わせてくれたこの一戦。RISEさんと天心君には本当に感謝している」と話した。

 那須川は「裕樹さんとは昔からたくさんの思い出があった。初めてRISEの試合を見た時に、メインで吉本(光志)選手と試合をして、KOしていて、すごいなと思った思い出がある。そこからまさか戦うとは思っていなかった。最初、引退試合をやろうと言われたときに、体重も合わないし、絶対にやらないと思っていたが、まさか体重を落としてここまで来るとは思わなかった。気合というか、僕にはないものを持っているというか、凄い熱いものを感じて、試合が決まった。僕が勝ったという形なんですが、まだまだ勝ったという感じではないかなというものはあるので、これからも裕樹選手の思いを背負って、活躍していければと思った」と話した。
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