亀梨和也、警官演じる主演舞台『迷子の時間』開幕! 稽古中に事件も鮮やかに解決

「初日前でビクビクしていて、いつもの感じと違くてすいません」と本人
 作・演出の前川が主宰する劇団イキウメで2015年に上演した「語る室」をベースに、PARCO劇場のオープニングシリーズとして届ける。ある日突然、1人の園児と幼稚園の送迎バスの運転手が姿を消してしまうが、手掛かりはなく、2人の行方はわからないまま。園児の母、いなくなった子の叔父にあたる警官、バスの運転手の兄の3人がそれぞれの想いを抱えながら、失踪から5年目のその日、バーベキューを囲む。そこに霊媒師、ヒッチハイカーのきょうだい、未来に帰れない男が絡んできて……。

 5年ぶりの舞台となる亀梨。PARCO劇場、ストレートプレイも初めてのうえ、「浅利君はドラマでチラッとご一緒させていたただきましたけど、共演のみなさんも“初めまして”」と初めて尽くし。警官役は経験があるものの「靴下の中にズボンを入れるスタイルは初めて」と足を少しあげて笑いつつも緊張気味の表情だ。

 初めてが多い現場に苦労はあったかと聞かれると、「日々、苦労というよりは挑戦であり、発見。気づきをたくさん与えてくださった。……おうちに帰ってから、大丈夫かなって台本を見てみたりとか、あそこをこうしたほうがいいかな、ああかなってやったりするのも、振り返った時には、それさえもいい時間になると思います。苦労といえば、家で気持ちを落ち着かせる作業ぐらい。お風呂にゆっくり入ったり、新喜劇さんの映像、お笑い芸人さんの番組で楽しませてもらった。でもすぐ、もどっちゃう(笑)」。

 貫地谷によれば、亀梨は1週間前からドキドキしていたそうだ。そんな亀梨に、浅利は「やめてよ! 明日全力で寝不足で来るの(笑)」とテンポよくツッコんで和らげる。