東京都交響楽団の名演奏をノーカットで!クラシックファン待望の音楽番組『アンコール!都響』

 コロナ禍でも美しい音楽を心ゆくまで楽しみたい。そんな方に向け、TOKYO MX2にておうちで楽しめるクラシック音楽番組『アンコール!都響』がスタートした。東京都交響楽団(都響)のこれまでの演奏会から、厳選した曲をノーカットで放送するクラシックファンにはたまらない内容。番組を企画し、インタビュアーも務める風戸星那さんに聞いた。

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5月29日放送回に登場する都響 桂冠指揮者のエリアフ・インバル氏 ©︎堀田力丸

 自身も4歳からヴァイオリンを学んでいたという風戸さん。

「将来の夢は演奏家だったのですが、なかなか狭き門で……。ですので、オーケストラの舞台に立っている方をすごく尊敬しています。TOKYO MX2というチャンネルの魅力に、比較的自由に番組の時間を組めることがあります。クラシック音楽は曲によって長さが違うので、その素晴らしさをノーカットでお伝えできるのではないかと考えました。今はコロナ禍で生演奏を聴きに行きづらい状況ですが、土曜日の昼下がり、おうちでゆっくりクラシック音楽を楽しんでいただけたらという思いで企画しました」

 都響のオーケストラとしての魅力は?

「前回の東京オリンピックの記念文化事業で設立され、マーラーなどの大曲にチャレンジしたり、コロナ禍以前は都内の小中学生への音楽鑑賞教室を年50回以上開催したり、都民の方にはより身近に感じられるオーケストラなのではないでしょうか。私がヴァイオリンを経験した身として素敵だと思うのは、弦楽器の音のまとまりです。弦の響きが美しく、音にじゅうたんのような厚みがあってすごく好きですね」

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