日本初の自転車トラックトーナメント「PIST6」で雨谷一樹が完全優勝で初代王者に輝く

決勝で1位となった雨谷 (撮影・堀田真央人)

 抽選による並びは原田、脇本、伊勢崎、雨谷、久保、小佐野の順。3周目まではこの並びで進み、先導車が外れた4周目に4番手から雨谷が仕掛けると久保、小佐野が続く。しかし原田が突っ張ると雨谷はいったん下げる。原田がリードしたまま最終周に入るが、ここで満を持して雨谷が一気に差し切ると、力尽きた原田は抵抗できず。雨谷の番手を回った小佐野が流れ込むが、ゴール前、脇本が差し切り2着で入線。小佐野が3着となった。

 雨谷はタイムトライアルで1位、そして初日から1着を4本並べる完全優勝だった。レース後の表彰式で雨谷は「何とか優勝することができました。応援ありがとうございます」とファンに感謝の言葉。

 2位の脇本は「決勝戦、力を出し切れなかったんですが2着に来れたんで良かったと思います。これからもPIST6、やると思うんでよろしくお願いします」とコメント。

 決勝は6番人気で3着、準決勝では6番人気で1着となり3連単30万円超えの大穴を開けた3位の小佐野は「よもやよもやでございます。やりました。競輪、何が起こるか分かりません! これからもぜひ楽しんでください」と競輪の魅力をアピールした。