豊島区がすべての区立小中学校参加でSDGsプロジェクト。「子どもたちと未来描く」

高野之夫豊島区長(撮影:蔦野裕)

 区ではまた、SDGs達成のための新たな担い手を育てることを目的とした「SDGs達成の担い手育成事業」をスタート。区内すべての区立小中学校30校で、地域や企業などと連携した取り組みを行っている。

 豊島区立仰高小学校では「私たちのG(Gyoko)-SDGs」として、SDGsに関する作文や物語を児童から募る「夏のコンクール」を行い、選ばれた作品を一冊のワークブックにまとめる。豊島区立西巣鴨中学校では、都電沿線に花を咲かせる南大塚バラロードの保全活動を行うボランティアと協力して、「大塚バラ見守り隊」を結成。ボランティア活動のあゆみや日々の活動について話を聞き、生徒たちはのぼりや薔薇新聞の作成、バラロード巡回、植樹などを行って、環境保全や地域とのつながりを深めた。これらの取り組みは、来年の区制90周年に向けて継続される見通しで、11月8日には「SDGsフェスティバル」として、代表する9校が取り組みをYouTube配信で発表する。