金原の「査定試合」発言に芦田は「先のことを考えている人はだいたい足元をすくわれる」【RIZIN.31】

金原正徳

 試合については「前回見せられなかった“強さ”を見せたい。フィニッシュはしっかり狙いたい。狙うところはそこだが、ベストは15分しっかり戦うこと。やってきたことや今後につながる戦い方ができればベストかなと思っている」とし、その「今後」については「フェザー級のベルト。そのために戻ってきた」と王座獲得への意欲を見せた。

 また王座を狙うにあたっては「差を見せて勝つことが最低条件。もちろん勝つことが一番だが、内容次第では大きいことは言えない。圧倒しないといけない相手だと自分では思っている。別になめているわけではない。しっかりとやっつけたい。準備もしっかりしてきた」と語った。

 王座を狙う上でも避けては通れない朝倉については「RIZIN LANDMARK vol.1」の試合を見て「未来選手がどう戦うかなと気になっていた。想像以上に組みに徹していたので、それは萩原選手の打撃のプレッシャーや勢いががあったのかなと思った。僕にとっては面白い試合だった」と分析。「自分より立場は上なのでチャレンジしていきたい気持ちはある。そのために戻ってきた。自分が絡んでいってぐちゃぐちゃにしたいという気持ちはある」などと朝倉との対戦とともにRIZINフェザー級戦線をかき回していきたという意向を見せた。

 また今回、引退をとどまり復帰した一番の要因については「一つではない。いろいろなことが重なって少しずつ心が動かされた部分はあった。最終的な決め手は昨年の大晦日に所英男選手のセコンドに就かせてもらって、先輩にああいう姿を見せられて、背中を押されたら、僕も“もう一丁”となった。最終的な判断はそこ」と昨年大晦日にレスリングの五輪銀メダリスト、太田忍と戦い、一本勝ちした所の存在を挙げた。