ライティング【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

撮影/文章:松尾憲二郎(2022年5月15日 NHK杯体操2022 谷川翔)

強く、硬いLED照明。
東京2020を契機に改修された東京体育館。

この強い光というのは写真写りが良い。
写真、映像を撮る側、視聴者はいいのかもしれないが、肝心のアスリートはどうなのだろうか。

単純に眩しくて演技、競技に支障をきたす可能性は大いにあるが、以下のように考えさせてほしい。

ライトアップされたアスリートの演技はより美しくなり見る者を魅了してくれている。その結果、観客からは自然発生する歓声や拍手が増えるのではないか。これを多くのアスリートはプレッシャーではなく応援されていると実感する。パフォーマンスが上がれば、写真や映像はさらに良くなる。だろう。
カメラマンという立場から、いいように考えるとこんな感じの好循環になってくれる。私の希望的観測である。

何はともあれ、ハイパフォーマンスを写真に残す。
スポーツカメラマンとして、アスリートファーストが何かを考え続けることに変わりはない。

■カメラマンプロフィル

★インスタグラム★
https://www.instagram.com/kenjiromatsuo.aflosport/

撮影:松尾憲二郎
1985年 東京生まれ
都立工芸高校デザイン科卒業
バックカントリースキーの撮影にあけくれ雪山を登ってきた。
2014年より「アフロスポーツ」に所属。現在は様々なスポーツを撮影している。
日本スポーツプレス協会 (AJPS) 会員
国際スポーツプレス協会 (AIPS) 会員

【取材歴】
2015 冬季ユニバーシアード(スペイン/グラナダ)、EAFF 東アジアカップ(中国/武漢)、柔道・世界選手権(カザフスタン/アスタナ)
2016 スキー遠征(モンゴル/アルタイ山脈)、リオデジャネイロパラリンピック
2017 冬季ユニバーシアード(カザフスタン/アルマティ)、冬季アジア大会(札幌)、夏季ユニバーシアード(台湾/台北)、フィギュアGPシリーズ(ロシア/モスクワ)
2018 冬季オリンピック(韓国/平昌)、夏季アジア大会(インドネシア/ジャカルタ)、体操・世界選手権(カタール/ドーハ)
2019 陸上・世界選手権(カタール/ドーハ)
2020 東京2020オリンピック 聖火・採火式(ギリシア/オリンピア)
【個展】
2011 冷やしボブ(ボブ東京)
2014 YMK_展(EATME GALLERY 南青山)、YMK_展(UP LAND 札幌)
2016 SKIING MONGOLIA(代官山ヒルサイドテラス)、season(NIKON 新宿フォト・プロムナード)

【グループ展】
2018 AJPS報道展 『鼓動』

アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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