“驚異の新人”正田壮史が10・12後楽園での坂口征夫戦に向け元K-1世界王者・山崎秀晃と合同特訓【DDT】

正田が掛け蹴りに挑戦

 その正田は9月25日の後楽園で総合格闘技をベースにもつ坂口と8人タッグで対戦したが、10月12日の後楽園では坂口とのシングル戦が組まれた。そこで正田は「坂口選手は蹴りがすごかった。もっと張り合えるようになりたい」として、山崎の門を叩いたのだ。

 伝統派空手出身の山崎は高校卒業後にキックボクシングを始め、Krushでライト級、スーパーライト級の2階級を制覇。2020年9月にはK-1 WORLD GPスーパーライト級王座を戴冠した実力者。35歳の現在でもバリバリの現役で、キックボクシング界のみならず、総合格闘家からも指導を請われている。

 山崎は「胸を借りるじゃなく、勝負なので、やるからには勝たないといけない」として、入念に正田の回し蹴りの動きをチェック。「重さもありポテンシャルある、もう少しうまく蹴ればキック力が上がる。伸びしろしか感じない」と絶賛。