完璧に試合をコントロールした田丸辰が判定勝ちで二階級制覇。「移籍してから勝ってなくてジムのせいで弱くなったと言われるのが悔しかった」【RISE162】

田丸(右)の右フック(撮影・蔦野裕)

 田丸はプロデビューから勝利を重ね、2018年11月にスーパーフライ級王座を獲得。政所仁を相手に初防衛を果たし、連勝を10に伸ばしたものの、2019年9月に行われたバンタム級王者・鈴木真彦との王者対決でプロ初黒星。再起戦でMASAKINGに勝利したものの、2020年9月に行われた2度目の防衛戦で大﨑一貴に敗れ王座陥落。昨年7月に行われた「RISE DEAD OR ALIVE-53kgトーナメント」の1回戦で政所にリベンジを許してしまい連敗。階級を下げての今回のトーナメント出場だった。

 数島は「第30回全日本新空手道選手権大会 K-3GRAND PRIX 2019」軽軽量級優勝の実績を引っ提げ、2020年9月にプロデビュー。デビューから8戦負けなしも今年1月に空龍にプロ初黒星。しかしトーナメント準決勝で塚本を破り再起を果たすと8月の「RISE WORLD SERIES OSAKA 2022」ではタネ♡ヨシキに1RKO勝ちを収め、2連勝。上り調子の中、この日の決勝を迎えた。