CyberAgent Legitがシーズンチャンピオン「めちゃくちゃうれしい」 <Dリーグ> 

©D.LEAGUE22-23

 日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」(以下、Dリーグ)の22-23シーズン ROUND.11が22日、有明の東京ガーデンシアターで開催され、CyberAgent Legit(以下、Legit)がdip BATTLES(以下、 BATTLES)に4-2で勝利し、レギュラーシーズンのチャンピオンの座を手にした。リーダーのTAKUMIは本ラウンドのMVD(Most Valuable Dancer)にも輝き、うれしい結果となった。また、KADOKAWA DREAMSとLIFULL ALT-RHYTHMが優勝チームを決定するチャンピオンシップ(CS)への進出を決め、ラウンドを1つ残して、CSに進む全6チームが決まった。

 いち早くCS進出を決めたLegitはこの日「全力で勝ちに行く」と「動きにこだわる作品」で勝負。BATTLESが1枚の絵を仕上げていくユニークなアプローチの作品を披露したのに対して、ダンスの質や技術で圧倒するショーケースで魅せた。

 TAKUMIは大きなチャンピオンフラッグを受け取ると、「本当に長かったなって言う印象。めちゃくちゃうれしいです」と清々しい笑顔を見せ、「前シーズン前々シーズンもちょっと悔しい結果だったんですけど、それでもめげずに、みなさんも見捨てないで応援してくださっていて、今年こそ優勝できると信じていたのでうれしいです。チャンピオンシップは今年こそ絶対取らないと来年も再来年もないという気持ちで、みんなで研究して練習していきたい」と意気込んだ。

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 終了後の取材で、本ラウンドで選んだ作品について聞かれると、TAKUMIは「自分たちがシーズン優勝したいというアツい気持ちを全面に出して攻めた作品」と説明し、「筋肉を弾く、ポップというジャンルを見せたかった。音の響きとか細かいところを表現しつつ、お客さんの心にも響かせられる作品にしたいと思った」。さらに「ヒットという筋肉を弾く音、何種類か使っているので注目してほしい」と付け加えた。 

 ディレクターのFISHBOYは対戦したBATTLESについて「非常にクリエイティブ。素晴らしい相手」としたうえで、Legitが「リハーサルの1万倍良かった。ちょっとびっくりした」と笑顔を見せ、「筋肉を弾くポップ、その響かせ方をち密にち密に何種類も見せていった。その質はお客さんには伝わらないかもしれないですけれども、その積み重ねで、お客さんの心をどんどん掴んでいったんだと思う」と勝因を分析した。

 パフォーマンス後のコメントで、TAKUMIはこの作品を作るなかでチームの絆を強く感じたと話していた。そのことについて聞くと、「このラウンドが本当に重要なラウンドであることは自分もすごく理解していて、プレッシャーというか重圧もあって、なかなか作品がうまく出てこなかった。そんな時に、みんなが励ましてくれたり、案を出してくれたり、各々で役割を考えて動いてくれた。今日を迎える前から制作の過程で自分はこのチーム強いなって思いました」と話した。


 レギュラーシーズンの最終ラウンドとなるROUND.12は4月5日開催。

 FISHBOYは「まずは目の前のラウンドにフォーカスしつつ、遠い目線でチャンピオンシップ優勝目指して、今から制作をどんどんしていこうと思っています。今シーズンのコンセプトは、みんなをワクワクさせること。最後の最後まで皆さんをワクワクさせるので楽しみにしてください」

 TAKUMIは「他のスポーツを見てもシーズン優勝しても決勝で負けるというのはよくあること。ここから気を引き締めて、チャンピオンシップを制覇するんだという気持ちをみんなで統一して練習に向かいたい」と話した。

 ROUND.12の模様は、D.LEAGUEオフィシャルアプリやさまざまな配信プラットフォームで生配信され、無料で視聴できる。ROUND.11のアーカイブ配信も行われている。

 CSの開催は4月23日。

 

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