ライト級戦線に新たなる強豪出現。初参戦のキム・ギョンピョが一本勝ち。宇佐美は連勝ストップ【RIZIN.41】

初参戦で見事な一本勝ちを収めたギョンピョ

 RIZINの2023年初戦となる「RIZIN.41」(4月1日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)で宇佐美正パトリック(Battle-Box)とキム・ギョンピョ(韓国/Redhorse MMA)が対戦し、ギョンピョがスリーパーホールドで一本勝ちを収めた。

 ギョンピョは第3代HEATライト級王者でROAD FC、修斗、AFCなどさまざまな団体でキャリアを積み、今回がRIZIN初参戦。2人は昨年6月に行われた「ROAD TO UFCトーナメント」にエントリーされ、勝ち進めば準決勝で対戦する可能性があったのだが、宇佐美は減量失敗により欠場、ギョンピョは1回戦で中国のアシカルバイ・ジンエンスビエクにTKO勝ちを収めるも10月の準決勝ではインドのアンシュル・ジュブリ相手に判定負けを喫した。

 1R、センターを取るのは宇佐美。遠めの距離で左ジャブを出し合う。宇佐美が右ローを放つとギョンピョはそこにタックルを合わせてあっさりテイクダウンに成功。ギョンピョは上を取ってハーフガード。ガードに戻そうとする宇佐美。離れて大きなパウンドを放つギョンピョだったが、宇佐美は三角にとらえかける。外したギョンピョがパウンド。宇佐美は蹴り上げで距離を取ろうとするがギョンピョは足をさばくと再びグラウンドで上を取る。パウンドを嫌がり、立ち上がろうとした宇佐美のバックを取ったギョンピョが後ろからパンチ。そして引き倒し、グラウンドに持ち込むと右腕を首に差し込み、電光石火のスリーパーホールド。宇佐美がタップし、ギョンピョが一本勝ちを収めた。

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