武田梨奈、香港ノワールの傑作に「色気がすさまじい」『インファナル・アフェア 4K』3部作

 映画『インファナル・アフェア』の日本公開20周年を記念した『インファナル・アフェア 4K』3部作公開初日トークイベントが11月3日、109シネマズプレミアム新宿にて行われ、女優の武田梨奈が登壇した。MCは映画評論家でライターのくれい響。

ラウのキューブリックを手にポーズを取る武田梨奈

 ジャッキー・チェン、ブルース・リーを敬愛し、自身のインスタグラムでサモ・ハン・キンポーとのツーショットを披露するなど香港映画に造詣の深い武田。

『インファナル・アフェア』シリーズについて「一番最初に見たのは20歳くらい。その前はジャッキー・チェン、ブルース・リー、ジェット・リーのカンフー映画ばかり見ていて、なかなか香港ノワールに触れたことがなかった」といい「久々に作品を見直した時に、当時とは違った目線で見られてすごく面白かった。とにかくアンディ・ラウとトニー・レオンの2人がカッコいい。正義と悪という正反対の2人なのにどちらも人間味がある」と絶賛。

 現地の劇場で見たというくれいは、公開時の新聞広告を持参し「2002年1月の新聞に ”公開19日で興行収入4500万ドル突破” と書かれていて、その翌日には “5000万ドル行くぞ!” とすごい勢いになっている」と指摘し、当時の状況を「チャン・イーモウの『HERO』と同時に公開されて、どちらが面白いかということがいろんなところで取り沙汰された」と解説。『インファナル・アフェアIII』公開時に発売されたという貴重なキューブリックも披露された。

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