BALLISTIK BOYZ、新曲たっぷりのツアー開幕! 「笑えるくらいどでかい夢を見続けたい」

 

 アンコールでは、BALLISTIK BOYZとして初カバーとなる「24karats TRIBE OF GOLD」も披露。ステージをフルに使い、オーディエンスと一つになってコール&レスポンスを繰り広げる7人は本当に嬉しそうな表情で、ライブそのものを心から楽しんでいることがダイレクトに伝わってきた。

 長い時間をかけて準備し自分たちのこだわりや思いを詰め込んだというツアーの初日もいよいよエンディング。仙台出身であることから、この日MCで”東北さん”と呼ばれていた加納は「岩手での単独公演は初めて。僕は東北出身として東北を盛り上げていきたいという思いがあるし、今回は初めて訪れるエリアも多いから、少しずつでも、僕たちの夢に共感してくれたり、みんなの日々の頑張りにつながるようなライブができるように頑張っていきたいです。まだ未熟な部分もありますが、これからも全力でぶつかっていくのでそんな姿も見ていただけたらうれしいです」と頭を下げた。

 深堀は「昨年ネクストステージを目指してN.E.X.T.ツアーを行い、悔しくもネクストステージには行けなかったけど、その悔しい気持ちを活力にしてさらに上に登ろうということで、今年は「HIGHER EX」というテーマのもとで活動しています。人は誰しも悔しい思いや辛い思いをすると思うけど、そんな時にこそ自分のためだけじゃなく仲間や家族、僕らで言ったら皆さんのために頑張っていけば前に進めると思っています。これからも笑えるくらいどでかい夢を見続けたいし、数々の奇跡を皆さんに見せていきたいです」と胸を張った。

 事前の取材で日髙は「今回のライブを作り上げるにあたって、この5年間、いいことも壁にぶつかることもたくさんあったけど全てに意味があったんだと思えた。BALLISTIK BOYZの5年間、その集大成のようなライブになっていると思う」と語っていたが、グループとしての歩みを感じさせる選曲はもちろん、ファンと向き合った7人の表情にもその思いが貫かれているような初日の岩手公演だった。

 ツアーは岩手公演を皮切りに、全国13都市13公演が開催され、7月19日・神戸国際会館こくさいホールでファイナルを迎える。