THE BOYZ、RIIZE 、Da-iCE、FANTASTICSら日韓8組の男性グループの豪華共演に2万人が熱狂!〈The Performance〉 

◾️FANTASTICS 

 昨年12月にデビュー5周年を迎えた FANTASTICS は、メンバーそれぞれが映画や ドラマ、舞台、声優などさまざまなフィールドで活躍を見せている。赤い髪の毛が目を引 くボーカル中島颯太の「Are you ready?」という呼びかけに誘われ、「Tumbling Dice」で ステージの幕が開いた。「DiVE」では LDH のお家芸と言える圧巻のソロダンスコーナー が設けられ、「Tell Me」では八木勇征がパーカーの下から鍛え抜かれた肩をちらつかせて観客に悲鳴を起こす。また温かい歌声が響いた「It’s all good」では歌詞が LED ビジョン に映し出され、全ての人を肯定するようなメッセージを届けた。さらに「Choo Choo  TRAIN」では、イントロの縦一列に並んでぐるぐると回るお馴染みの振付で、観客が大盛り上がり。メンバーはステージ全体に散らばって上階の客席まで視線を送って盛り上げ、 観客と一緒にジャンプして、会場に一体感を生み出した。韓国のグループ EPEX とのコラボ曲「Peppermint Yum」は、日本語バージョンで披露。中島と八木はスパイスの効いたラップでも魅了した。 


◾️Da-iCE 

 バンドを率いて登場した Da-iCE。ロックなサウンドが響き渡る中、メンバー5 人は「ナイ モノネダリ」でライブをスタートさせ、「Funky Jumping」ではボーカルの花村想太と大野 雄大がワイルドなラップを披露する。そして結成から 14 年目を迎えた Da-iCE は、ベテランらしい爆発力を発揮。次に何が起こるか予想できないのがライブの醍醐味であると全身で表現するかのように、自由なステージを繰り広げていく。

「Clap and Clap」では花村が 「もうちょっと声出ます?皆さん今日はそれぞれ好きな人がいると思うんで、その人に届くように名前を呼んで!」と煽り、大野も「叫べー!」とロングトーンを響かせて、会場 に一体感を生み出した。

 2021年に日本レコード大賞に輝いた「CITRUS」では、圧倒的な歌唱力による2人の熱唱と、パフォーマー3人の繊細かつ情熱的な舞いを、観客は食い入るように見つめる。そして銀テープの発射、レーザー、LED ビジョンに打ち上がる花火などで彩られた「スターマイン」で盛大なフィナーレ。曲が終わり退場するかと思いきや、大野が「もう 1 回!」と呼びかけるたびにサビが繰り返され、最後には FANTASTICSの世界、佐藤大樹、中島颯太もステージへ乱入して盛り上げた。 

◾️RIIZE 

昨年9月にデビューし、超大型新人と呼び声の高い RIIZE。この日一番と言っても過言で はない歓声の大きさから、彼らへ寄せられる期待の大きさがうかがえた。キラキラと輝くRの文字がちりばめられたスーツ衣装に身を包んだ6人は、長い手足を生かした勢いのあるダンスで観客を魅了する。1 曲目「Get A Guitar」では若井滉斗(Mrs. GREEN  APPLE)がゲストで参加し、高速のギタープレイで圧倒。新番組「M:ZINE」での共演を 機に、2組の奇跡的なコラボが実現した。そして「Memories」では青い海がきらめく映像 をバックにソヒが突き抜けるようなハイトーンを響かせ、日本で撮影したMVが話題を呼 んだ「Love 119」では、桜が咲き誇る中で 6 人が切ない初恋の世界を表現。エネルギーを 爆発させる「Siren」でライブを締めくくった。日本人メンバーのショウタロウは直近の日本での活動を振り返って「『M ステ』が印象的。タモリさんとお写真を撮れて、貴重な経 験をさせてもらいました」と笑顔で話し、「これから日本での活動もたくさんしていくの で、楽しみにしてください!」と期待を煽っていた。 

◾️THE BOYZ 

この日の出演者の中で一番大所帯の THE BOYZ は、11 人という人数を生かした見応えの あるステージを展開。めまぐるしくフォーメーションが変化していく「WATCH IT」で は、ジェイコブが超高音パートを見事に決めた。客席には THE BOYZ の特徴的なメガホ ン型ペンライトを手にしたファンの姿も多く、妖艶な表情で魅了した「Roar」では、客席 から起こった掛け声の大きさにメンバーも驚いた様子。キューは「頭ポンポン!」とファ ンを称えていた。そして THE BOYZ は新曲「Nectar」で優しい歌声を響かせ、最後の「THRILL RIDE」では明るいエネルギーを全開に。またクールなパフォーマンスはもち ろん、日本語で展開される MC でやんちゃで和気あいあいとしたムードを漂わせるギャッ プも彼らの魅力だ。ハンニョンは曲間により長く休憩したいのか「ごはん何食べたい?… 大変じゃなくて。本当に、トークしたいから」と時間を稼ぐように話して笑いを誘い、4 月 26 日に歳を重ねるニューのために観客がバースデーソングを歌い、ひと足早く誕生日 を祝う、心温まる一幕もあった。