バンタム級でサバイバルマッチ。鈴木真彦「自分の時代なんて来ていない」 大森隆之介「格闘技業界は変わらないといけない」【RISE187】

「格闘技業界は変わらないといけない」と大森

 会見の冒頭にRISEの伊藤隆代表が「これまで各大会ごとに表彰していたRISE THREE AWARDSの表彰の方法を変えます。今後は上半期と下半期に分けて、それぞれMVPを獲得した選手に賞金100万円を贈呈する。アンケートはこれまで通りで投票は続きますので、皆さん、投票していただければ」と報告したのだが、大森はこの「100万円」という数字が頭に残ってしまったようで、最初の挨拶でマイクを握るとまずは「ちょっとさっきの話がずっと頭にあって(笑)。もうちょっと詳しく聞いていいですか?」と伊藤代表に質問。会見の場が一気に和むことに。

 大森は改めて「相手が相手で勝手に注目されるのも分かっていたので、自分は100%自分を出すことだけに集中して練習してきた。なので、明日は自ずと最高の試合ができると思う」、これを受けて鈴木は「明日はバンタム級以外の階級の選手もいっぱい試合に出ますけど“やっぱり鈴木真彦は一味違うな”というか、そういう試合を見せるんで、メインイベントをしっかり見ていてください」と語った。

 今大会ではこの2人の試合の他にバンタム級では伊東龍也(HAYATO GYM)vs 良星(KSR GYM)、京谷祐希(TEAM TEPPEN)vs 翼(TARGET)の2試合が行われる。この3試合について伊藤代表は「サバイバルマッチ」と評したのだが、その中で「どんな色、どんな個性を出したいか」と問われると大森は「もう僕はもともと結構個性があるほうなので普通にしていれば勝手に個性が出るかなと思っている。ただ、この中で僕が一番若いんですよ。翼選手だけ年が分からなくて調べたら、結構いってるんですね(笑)。僕は多分3つ下なんで、僕がダントツで一番若い。だから、もっと、この年代、僕と加藤(有吾)と大崎(孔稀)が一緒なんですけど、下がもっと頑張れるように、もっともっと下のファイターに火が付くような試合をしようと思っています」と世代闘争を仕掛ける。