フジテレビから戒告処分のウザ強ヨシヤ「処分は真っ当な判断。決意して出る試合。何か残したい」【RIZIN男祭り】

朝久泰央と対戦するウザ強ヨシヤ

 RIZINの2回目の東京ドーム大会「RIZIN男祭り」(5月4日、東京・東京ドーム)の前々日インタビューが5月2日、都内で開催された。

 現役のフジテレビ社員で約6年5カ月ぶりのRIZIN参戦を果たすウザ強ヨシヤ(Fight Club428)が改めて現在自身が置かれてる状況を明かした。

 ウザ強は元K-1 WORLD GPライト級王者の朝久泰央(朝久道場)と対戦する。4月9日のカード発表会見では会社から正式な許可を取っていないなかでの強硬参戦であることを明かし、4月26日に行われた合同公開練習の際には「会社を辞めるか試合に出るかの二択を迫られている」と語っていた。そして29日には戒告処分が出される事態となっていることが報道された。

 ウザ強は「いろんなことが起きているんですけど、とりあえず試合に集中して、6年ぶりのRIZINになるので思い切って楽しんで、最高にいい試合を見せたいなと思います」とまずは試合に向けての意気込みを口にした。

 今回の出場についてはフジテレビ側とは話し合いが続いているのだが「平行線」の状態が続き、そのうえで戒告処分が出た。ウザ強は「この状態で試合に出ることで、勇気を与えられるのではと思っている。挑戦する姿を少しでも多くの人に見てほしいなと思って、決意して出る試合なので、ぜひ見てほしいと思うし、何か残したいなと思っている」と今回の出場の意味を語った。また戒告処分については「僕の身勝手な行動でもあるので、この処分には納得している。真っ当な判断だと思っている」とも語った。

 試合自体は2021年12月にRISEで秀樹と対戦して以来。その時もすでにフジテレビの社員だったのだが「僕は入社時から格闘技をやりたいという話はずっとしていた。あの時は当時の局長が“格闘技はずっと続けなさい”と言ってくれた。僕はそれは試合のことだと思っていて特に許可は取らずに夏休みと有給を足して5日間取って、その中でもケガをしても復帰できるのは分かっていたし、プライベートなので大丈夫だと思って試合に出た。その時は全く怒られていない」と今回とはフジテレビの対応に大きな差があることを明かした。

1 2 3>>>