「会社を辞めるか試合に出ないか」の二者択一。ウザ強ヨシヤとフジテレビだけの問題にしてもいいのか?【RIZIN男祭り】

「RIZIN男祭り」(5月4日、東京・東京ドーム ※ABEMA PPV等で配信)で現役のフジテレビ社員で格闘家のウザ強ヨシヤ(FIGHT CLUB 428)が約6年5カ月ぶりのRIZIN参戦を果たした。
ウザ強は会社の許可を得ないまま、カード発表会見に出席。フジテレビは就業規則違反を理由に「会社を辞めるか試合に出ないか」の二者択一を迫り、大会直前まで両者間で話し合いが行われたが平行線をたどり、ウザ強に戒告処分が出る中での出場だった。
試合は元K-1 WORLD GPライト級王者の朝久泰央(朝久道場)を相手に1Rに2度、2Rにも2度のダウンを奪われKO負けを喫した。
この試合の実況を務めたのは元フジテレビアナウンサーの鈴木芳彦アナ。鈴木アナはウザ強の入場シーンに「会社に直訴しても止められる。止められたらこの先、生きる希望がわいてこなくなる。だから会社に何も告げず参戦を決めた。楽しくなければ俺の人生じゃない。きっかけはRIZIN。フジテレビが許してくれないなら、会社、辞めたっていいともー」との口上をかぶせた。そして「出ると決まったからにはこの男の戦い、もう見届けるしかない」と締めた。
試合後の会見でウザ強は試合について「正直あんまり覚えていない。断片的にしか記憶がないんですけど、恥ずかしいっていうか、口だけ番長みたいになっちゃっていてイタイっていうか、自分でも。そんな感じ」などと語りつつも「最後まであきらめてはいないと思う。(試合映像を)見ていないので分からないですけど、あきらめていたら格闘技はやめたいですね」とも。