初の名古屋大会で地元の大﨑一貴が世界5冠王にKO勝ちで世界王座を獲得「お母さんのためにベルトを獲ると決めていた」【RISE】

大﨑の右ストレート

 RISEの初の名古屋大会「RISE Fire Ball NAGOYA(ライズ ファイヤーボール ナゴヤ)」が5月11日、愛知・ポートメッセなごや 第三展示館で行われた。

 メインイベントでは地元・名古屋出身の大﨑一貴(OISHI GYM)が「初代RISE世界スーパーフライ級(-53kg)王座決定戦」でコーリー・ニコルソン(オーストラリア/ Ironfist Gym)と対戦。5RでレフェリーストップによるTKO勝ちを収め、悲願の世界王座を獲得した。

 ニコルソンは昨年は3月にKO勝利でWBCムエタイ世界スーパー・バンタム級王座を獲得すると、10月には右ストレートでKO勝利をおさめISKAムエタイ世界タイトルを奪還。そのほかにもWBCムエタイ世界バンタム級、WKBF世界52.5kg級、WKBF世界54.5kg級王座の獲得歴がある世界5冠王。プロ戦績は18戦17勝1敗の強豪だった。

 1R、ともにオーソドックスの構え。大﨑は左ジャブ、右ロー。ニコルソンに左右のローを返す。ニコルソンは左ジャブを連打。そこに大﨑はワンツー。ニコルソンは右ロー、左ジャブ、大﨑は一気に詰めてパンチの連打で下がらせる。ニコルソンはガードを固めしのぐと、左ジャブ、右ロー、ワンツー。大﨑は右カーフ。ニコルソンは左ジャブ、ヒザ。大﨑は圧をかけて左フック。ニコルソンがパンチを連打も大﨑はきっちりガード。コーナーに詰めて左フック、右ストレート。ニコルソンは左に回って回避。ニコルソンは左フック、右ロー、左ミドル。大﨑は詰めて左フック、右ストレート。オープンスコアはジャッジ3者とも10-9で大﨑。

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