前K-1王者の軍司泰斗が元ラジャ王者を相手にOFG戦に初挑戦。将来的なONEムエタイへの参戦もアピール【KNOCK OUT】

参戦に至った経緯を語る軍司

 このOFGムエタイの試合を希望し始めたのは「ノップさんに教えてもらうなかで、そっちに行きたいなと思うようになった。K-1の試合もあったのでそこからは両方やりながら、ずっと練習はしてきた。K-1で試合ができない時期もオープンフィンガーでの練習はしてきたのでアジャストできたらいいなと思う」とタイ人トレーナーのノッパデッソーン氏に師事してからと明かした。

 ムエタイには首相撲やヒジ打ちもあるのだが「ボクはパンチが得意なんで、ガードをしていてもパンチは効くと思う。相手は組みの選手なので首相撲をやって来ると思う。でもそれだけで勝てる競技ではないと思っているので、そこをしっかりパンチでKOできればいいなと思っている」と語った。

 山口元気代表は軍司の挑戦について「普通のグローブのムエタイだとパンチを首相撲で絡み取られて負けるっていうことが想定しやすいんですけど、オープンフィンガーはそこがやっぱり全く違う競技というか、もうムエタイであってムエタイじゃない。全然違う競技で、パンチがあって、ハートの強い奴が勝つ競技なので、軍司選手に合ってると思う」と期待した。

 対戦相手のペットルンルアンは元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王者でプロ戦績が70戦50勝18敗2分、25歳と現役バリバリの強豪。「相手に関してはいろいろな候補をもらっていたが、僕の中では昔から強い選手としかやりたくなかった。その中で強い選手が出てきた。試合映像も見たがすごい強い選手だし、首相撲の選手なんで絶対組まれるとは分かっているので、 勝つにはKOしかないと思っている。1戦目なので弱い選手でも良かったと思うが、今後やっていく中でザ・ムエタイという選手に勝つことで僕自身の自信にもつながると思うので、今回は大きいお話だと思う」などと語った。